横浜ビー・コルセアーズが牧全の北海道移籍を発表


ビーコルに新風巻き起こし、2シーズンぶりの北海道復帰

横浜ビー・コルセアーズは5月13日、契約満了となり自由交渉選手リストに公示されていた牧全のレバンガ北海道への移籍を発表した。牧は2シーズンぶりの北海道復帰。ビーコルでは契約が残っている6月30日まで、チームの活動やイベントなどに参加する。

レバンガ北海道に復帰することが決まった牧全。ビーコルでは1シーズンだけのプレーだったが、残したインパクトと存在感は大きかった。海賊戦士としての記憶はいつまでも焼き付いて離れない


牧は、ソノマ州立大学を経て、NBL時代の2015年にレバンガ北海道でプロ入り。以来4シーズンにわたって北海道でプレーし、今季の2019−20シーズンからはビーコルに移籍していた。今季はレギュラーシーズンで36試合に出場。シュート成功率44.3%で総得点数は72点(平均2得点)を挙げ、3Pシュート成功率45.8%(11/24本)、フリースロー成功率70%、32リバウンド、9アシスト、4スティール、2ブロックショットの成績を残していた。

1月4日のアウェーSR渋谷戦GAME1では、4Q途中から出場した8分9秒間だけで3Pシュート1/1本を含む二桁10得点(オフェンスリバウンド2本)で今季の自己最多得点をマーク。チーム反撃の起点となり、存在感を大きく示した。2月9日のアウェーA東京戦GAME2では、今季で初めて先発で起用された。

1月4日のアウェーSR渋谷戦GAME1では4Q途中から出場してチーム反撃の起点に。プレーした8分9秒間だけで3Pシュート1/1本を含む二桁10得点で今季の自己最多得点をマークした。

 

牧は、チームを通じてこのようにコメントしている。

「こんにちは、牧全です。改めて今シーズン沢山の応援ありがとうございました。シーズンも途中で終わってしまい、いろいろと大変な1年だったと思います。 短い間でしたが、当初より横浜のみなさんに暖かく受け入れてもらえたことにとても感謝しています。 選手としても学んだことは沢山ありました。怪我なくシーズンを終えることができたのも、ビーコルのスタッフやトレーナーの方々のおかげだと思っています。 初めて一緒にプレーする選手がたくさんいたにも関わらずチームの仲も良く、シーズン後半戦にはすごくいいチームになっていました。そんな中でシーズンが途中で終わってしまい、目標にしていたチャンピオンシップ出場も叶わなかったことはとても残念です。まだまだチームとしても、個人としてもレベルアップしている姿をみなさんに見ていただきたかったのですが、来季は違うチームでのスタートになります。ビーコルブースターのみなさんとまた試合会場で再会することを楽しみにしています。 1年間、短い間でしたがお世話になりました。これからもチームは変わりますが応援よろしくお願いします」

牧は、まるで侍のような選手であり、色気のある選手だった。バスケットボールに対して実直であり、インタビューをしても、いつも真摯に答えてくれていた。ビーコルで入れたシュートは決して多くはない。だが、どれもが、チームに流れをもたらすインパクトのあるビッグショットだった。まだまだ、伸びしろが大きい選手。ビーコルでのプレーに感謝し、古巣北海道でのさらなる進化と活躍に期待したい。

・横浜ビー・コルセアーズ|牧全選手 退団のお知らせ
https://b-corsairs.com/news/team_20200513_1/

・レバンガ北海道|牧全選手 B.LEAGUE 2020-21 SEASON 選手契約合意のお知らせ
https://www.levanga.com/news/detail/id=13880

【記事・写真/おおかめともき】


Written by geki_ookame