ビーコル良き1勝で今季ホーム戦初勝利!


ロブが決めた!森さんが決めた!竹さんが決めた!ファンも決めた!北海道との接戦制して連敗止めた!!

2020-21シーズン第8節(11月11日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 94-90 レバンガ北海道
14-21|14-24|28-15|24-20|14-10

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.11 [WED] 横浜ビー・コルセアーズ vs レバンガ北海道】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5977&TAB=B

延長戦にまでもつれた北海道戦を制して、連敗を「9」で止め、今季のホーム戦初勝利を決めた横浜ビー・コルセアーズ【写真提供©B.LEAGUE】


横浜ビー・コルセアーズは11月11日、横浜国際プールでの水曜日GAME1試合でレバンガ北海道と対戦した。

「ヨキ!ヨキ!ヨキ!カチマシタァー!」海賊の指揮官が、勝利後のコートでファンに向けたビクトリーメッセージで歓喜を爆発させた。ホーム横浜国際プールでの水曜日ゲームでビーコルが延長戦にまでもつれた接戦を制して、北海道を下し、今季のホーム戦初勝利を決め、連敗を「9」で止めた。

ビーコルのホームゲーム勝利時におこなわれるビクトリーセレブレーション。会場が一体となって横浜の「Y」をポーズで勝利の喜びをあらわす【写真提供©B.LEAGUE】


これで負ければ、二桁の大型連敗になっていただけにこの1勝は大きい。まして、前節の名古屋D2連戦で復帰して奮闘したキャプテン生原秀将がこの試合を欠場していただけに、負けるわけにはいかなかった。

ビーコルは、先制点を奪ったものの以降の接戦で攻守が低調になったことでリードを許し、最大20点のビハインドを背負って前半を終えた。それでも、後半で立て直し、攻守でエナジーを上げると徐々に追い上げを見せ、4Qで接戦に持ち込んだ。4点ビハインドの8分で森川のスティールから竹田が3Pシュートを沈めるとベンチと会場は一気にヒートアップ。

横浜ビー・コルセアーズ#7レジナルド・ベクトン。20得点10リバウンドでダブルダブルをマークした【写真提供©B.LEAGUE】


これで勢いを加速させたビーコルは中盤5分でベクトンが3点バスケットカウントとレイアップで同点から勝ち越しを決めてリードを奪った。同じく連敗を止めたい北海道も食らいついてきたが、チェンバースの2Pシュート、カーターの連続2Pシュートでリードを守り、さらには残り55秒で森川が決めた3Pシュートでリードを5点に伸ばした。しかし、北海道もテイラー、ウィリアムズの3Pシュートなどで残り11秒に同点にすると勝敗の行方は、5分間のオーバータイム戦に持ち越された。

横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©B.LEAGUE】


オーバータイムでビーコルは、先行を許したものの、ビーコルファンが叩くB-CLAPの音がこだまする声のない大応援にあと押しされて、残り1分にカーターが3Pシュートと3点バスケットカウントを続けて決めて同点から勝ち越しに成功する。

さらには、森川が確実に仕留めたフリースロー2本、残り36秒では竹田のディフェンスリバウンドからカーターが沈めた2Pシュートでリードを3点に伸ばした。残り11秒で北海道は多嶋のフリースロー1/2本で2点差にしたが、10秒でカーターが得たフリースローを2本とも決めて4点差に突き放し、以降のディフェンスで守り切って待望の勝利を掴んだ。

3Pシュートを打つ横浜ビー・コルセアーズ#9森川正明【写真提供©B.LEAGUE】


この試合で、ビーコルは3人の外国籍選手がダブルダブルを記録した。合流3試合目のロバート・カーターが両チームを通じて最多となる37得点(3Pシュート3/6本、同成功率50%)。リバウンドも11本取ってダブルダブルは2試合連続。

横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター 合流して3試合目にもかかわらず両チーム最多の37得点13リバウンドで2試合連続のダブルダブルをマークした【写真提供©B.LEAGUE】


レジナルド・ベクトンは20得点を挙げて10リバウンド、さらにはパトリック・アウダも11得点13リバウンドで3選手が揃ってダブルダブルをマークした。外国籍選手3人を得たカイル・ミリングHCのタイムシェアも冴え渡った。

日本籍選手では、森川正明が3Pシュート1本を含む9得点。アキ・チェンバースが3Pシュート2本を決めて8得点を挙げている。

横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ チェコ代表選手でもあるアウダも11得点13リバウンドを挙げてダブルダブルをマーク。ビーコルは3選手が揃ってダブルダブルを記録した【写真提供©B.LEAGUE】

 

【カイル・ミリングHC試合後会見コメント】

「試合全体を振り返ってみて、前半と後半で全く違う選手がプレーしているのではないかという印象だった。前半に関しては、選手がいろんな面で躊躇していたり、勝たないといけないというプレッシャーを感じていて、気持ちの面で問題があったのかと思っていた。後半は、自信を持って、もっとエナジーを出してプレーしてくれて、見違えるような活躍だった。 試合の最後、後半で、6点をリードしていて、同点に追いつかれ、オーバータイムに突入するというシチュエーションになると我々の方が気持ちの面で難しい部分もあった。そういった状況も中で、最初の5点を相手チームに取られ、そこから結果をひっくり返したところに気持ちの強さが現れたと思う。その点で、チームには高い評価を与えたいと思う」

横浜ビー・コルセアーズ 指揮官カイル・ミリングHC。前半での低調を打開すべくふるった采配が冴えた【写真提供©B.LEAGUE】


【ロバート・カーター試合後会見コメント】

「 勝利出来たことが何よりも一番嬉しく、これが一番大切なことです。どうプレーをすればいいのか、どうプレーしたら勝てるのかという部分が今日分かったと思うので、ここから勝ち続けていけるように頑張りたい。今日の勝利は、選手はじめ、スタッフ陣、コーチ陣、みんなの勝ちたいという気持ちが届いた勝利だったので、素直にとても嬉しく思っている」

レイアップを決める横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルは次節もまた中2日。ホーム横浜国際プールにシーホース三河を迎える。この2連戦で、今度は今季最初の連勝を狙う。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame