ビーコル、名古屋Dとの初戦で1点差惜敗


あと一歩及ばず惜敗も生原が復帰 カーターもデビューしてチームに希望

2020-21シーズン第7節 GAME1(11月7日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 81-82 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 
17-10|23-29|23-29|18-14

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.07 [SAT] 横浜ビー・コルセアーズ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5964&TAB=B

【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


横浜ビー・コルセアーズは11月7日、ホーム横浜国際プールで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと第7節2連戦のGAME1を闘い、1点差で惜敗した。ビーコルはこれで8連敗。

ビーコルは、1Qでアキ・チェンバースの10得点などで17得点を入れ、ディフェンスでは名古屋Dを10得点に抑えて主導権を握った。

ビーコルは1Qで強度の高いディフェンスで名古屋Dを10得点に抑えた【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


中盤5分の時間帯では待望の2人が起用された。同47秒で新型コロナウイルスの隔離期間があけて11月2日にチーム合流していたロバート・カーターがレジナルド・ベクトンに代わってデビューすると、同20秒では怪我から出遅れていたキャプテンの生原秀将が復帰してコートに立った。

横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター この試合でデビュー戦を果たした【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


生原は司令塔として的確な指示出しでチームを引き締め、残り4分では自らのスティールから速攻を決めてレイアップで得点し、復帰後の初得点を挙げた。

待望の復帰を果たした横浜ビー・コルセアーズ#46キャプテン生原秀将。熱くアグレッシブなプレーでチームを牽引した【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


両チームは、2Qで一進一退になったが、3Pシュート攻勢を仕掛けた名古屋Dが終盤で1点をリード。しかしビーコルは、残り2分で生原の好アシストからゴール下でのシュート機会を作るとベクトンがオフェンスリバウンドで粘ってフリースロー2本を得る。ベクトンはこの2本を確実に仕留めて同点から勝ち越しに成功。ビーコルが再びリードを奪い返して前半を折り返した。

リードを伸ばしたいビーコルだったが、3Qで持ち前の速いボール回しからアーリーオフェンスを展開してきた名古屋Dにリードを奪われる。それでもチェンバース、アウダの得点などで追い上げて接戦に持ち込み、差を5点にまで縮めて、最終クォーターに突入した。

3Pシュートを打つ横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


4Qでビーコルはエナジーを前面に押し出して追撃を開始し、6分でチェンバースが3Pシュートを決めて同点に追いつくと、5分にはベクトンが2Pシュートを決めて勝ち越しに成功した。以降で再び接戦になったが、4分で生原が3Pシュートを決めて逆転を奪うなどして流れを保った。だが、ビーコル1点リードの残り2分、バーレルに2Pシュートを許して名古屋Dが同点に。ビーコルは、森井が3Pシュート、ベクトンが2Pシュートを狙ったが、勝負所で外してしまい得点が出来ない。残り1分を切った52秒、アウダのファウルからバーレルにフリースロー2本を与えてしまい、バーレルはこの内1本を入れて名古屋Dが勝ち越しした。以降アウダとカーターが2Pシュートを狙ったが共に外してしまい1点差のままタイムアップとなった。

横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


この試合でアキ・チェンバースが3Pシュート3/8本を含む19得点を挙げてチーム最多。アウダとベクトンが共に15得点を挙げた。ベクトンは11リバウンドでダブルダブルを記録している。

この試合がデビュー戦だったロバート・カーターは14分46秒をプレーして8得点5リバウンド1スティールの成績。待望の復帰を果たした生原秀将は17分16秒プレーして3Pシュート2/3本を含む8得点を挙げている。

◇ ◇ ◇

1点差での惜敗は悔しさが残るが、この試合前日にビーコルの指揮官カイル・ミリングHCが「敗戦で課題だったターンオーバーの数とオフェンスでの遂行が改善されている」と話していたことが、この試合で証明されたことは希望だ。ビーコルはターンオーバーを6本に抑えて、名古屋Dは11本。オフェンスでは、ここ数戦で得点力の改善が急務になっていたが、第2節滋賀戦GAME1の84得点に継ぐ、81得点を挙げた。3人目の外国籍選手ロバート・カーターが加わり、キャプテンの生原秀将が復帰したことで、チームは確実に良い方向に向かっている。あとは勝利だけだ。翌日のGAME2で今度こその連敗ストップとホーム戦初勝利を狙う。

横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC【写真提供©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


【記事/おおかめともき・写真提供/©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】


Written by geki_ookame