Bリーグ連覇の強豪A東京への挑戦!立ちはだかる強敵乗り越え2位を守れ!
中地区2位の横浜ビー・コルセアーズは、12月14日と15日にホーム横浜国際プールで東地区2位のアルバルク東京を迎えて2連戦の第12節を闘う。
今節のホーム2試合は、GAME1が「出前館 presents スペシャルイベント」GAME2が「AOKI SPECIAL GAME DAY」」としておこなわれる。A東京とは今季、ホームとアウェーで2連戦がそれぞれひとつずつ組まれているが、今回の対戦が今季初めての顔合わせとなる。
現在、中地区争いでは首位川崎(16勝3敗)が、2位ビーコル(7勝11敗)に「8.5」ゲーム差をつける独走状態になっているが、2位以下は均衡しており、3位富山(6勝13敗)が2位と「1.5」ゲーム差。三河と新潟が同じ5勝14敗で並び「0」ゲーム差で4位と5位になっている。今節の結果次第では、2位以下の順位が変動してくるだけに、ビーコルは何としても勝って、2位を死守しなければならない。
対するA東京は、馬場雄大がアメリカNBAへの挑戦でチームを離れ、齋藤拓実とシェーファーアヴィ幸樹が滋賀に期限付きで移籍し、ミルコ・ビエリツァとジャワッド・ウィリアムズが退団。代わって、琉球から須田侑太郎とジェフ・エアーズを獲得し、新たな外国籍選手ミラン・マチュワンも獲得した(ジェフ・エアーズは11月20日に滋賀へ期限付移籍)。しかし、開幕から怪我人が相次ぎ、ザック・バランスキー、ジェフ・エアーズ、小島元基が離脱したが、ケビン・ジョーンズと山本柊輔をシーズン途中で加入させて補強をおこない、11月24日渋谷戦GAME1からはバランスキーが復帰して、戦力を整えてきている。
A東京の平均得点は、現在リーグ6位の80.6得点で、竹内譲次、田中大貴、安藤誓哉の日本代表選手を擁し、コートにいる選手全員が3Pシュートを決めてくる得点力が高いチームだ。またフリースローの成功率も高く、ファウルへの対策が必要になってくる。
確実に得点を入れてくるA東京に対して、ビーコルディフェンスがどう挑むか。前節では、次々に決めてくる川崎の3Pシュート攻勢にリズムを崩されてしまい、相手ディフェンスのプレッシャーにも苦戦して、思うようなオフェンスが出来なかった。また、ターンオーバーが多発したことも大量失点につながった。
試合の中で、どう修正していくかが鍵を握ってくるが、ビーコルはバイウィーク期間中に、新外国籍選手ジェームズ・サザランドと1ヶ月限定契約でウィリアム・マクドナルドを獲得して効果的な補強をおこなったばかり。新潟戦ではレジナルド・ベクトンと橋本尚明が揃って復帰して、チームは昨季勝てなかった新潟から連勝を挙げる成果を挙げている。
前節1試合での川崎戦ではアウェーで完敗したが、今季初先発だった帰化選手のエドワード・モリス、レジナルド・ベクトン、ジェームズ・サザランドの3選手を同時起用するオンザコート3の布陣を敷いた場面では、オフェンスに良い流れが生まれていた。前節では、ベンチ入り登録が可能だったマクドナルドの登録は見送られたが、前節から中2日でおこなわれる2連戦の今節で起用されるかどうかが注目される。
サザランドとマクドナルドは、昨季のA東京との対戦で好スタッツを残している。三河だったサザランドは、A東京と2試合対戦してGAME1で22得点をマーク。三遠だったマクドナルドは1試合対戦してやはり22得点を挙げている。これは勇気がわいてくる頼もしい数字だが、オン3のビッグラインアップをどこで使うかも含めて、ウィスマンHCの策に注目したい。
新潟戦の前日に来日、その翌日の試合でいきなりダブルダブルを決め、以降の3試合で二桁得点を続けるジェームズ・サザランドは、川崎戦後のインタビューで「時差ボケからシュートを決め切れなかった」と話していたが、それも徐々に治ってきているだろう。ここまでの3試合では、途中からの出場だったが、来日4試合目となる今節での先発起用はあるだろうか?
サザランドは「A東京は、川崎と同じように序盤からハードに当たってくるチーム。僕たちはチャレンジャーであり、チャンピオンとの対戦は、チームにとって、ここまでのテストでもある。(強いチームと対戦することで)チームとして、チーム力やケミストリーが上がってくると思う。勝つために全力で闘う」目を輝かせながら、こう意気込んだバスケ巧者の新海賊は、強豪の胸を借りて、ホームで狙うジャイアントキリングで、チームの2位を死守するつもりだ。
対A東京2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。
横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】12月14日&15日 アルバルク東京戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191214_20191215/
【記事・写真/おおかめともき・A東京写真提供/©B.LEAGUE】