「BE COURAGEOUS(=ビーカレイジャス)」の旗のもと、北の大地で開幕スタートダッシュを決めろ!
いよいよ横浜ビー・コルセアーズが、2019-20シーズンの開幕節を迎える。最初の相手は、昨季残留プレーオフで雌雄を決した東地区所属のレバンガ北海道だ。ビーコルは昨季のレギュラーシーズンで北海道とは2勝0敗の成績を残したが、残留プレーオフで1勝2敗と苦杯を喫した。新シーズン最初の相手がレバンガであることに因縁を感じずにはいられない。
北海道は、昨オフにおこなった補強で、琉球から日本代表経験のあるPG橋本竜馬を獲得。さらにはビーコルでもプレーしたファイ・パプ月瑠(PF/C)を大阪から、マーキース・カミングス(SF/PF)を名古屋から、ケネディ・ミークス(PF/C)を三河からそれぞれ獲得している。
アーリーカップ東北では秋田と決勝戦を争い、結果は接戦の末での準優勝だったが、上々の補強をおこなったことは間違いない。特に新たに司令塔になった橋本竜馬は要注意だ。また、10月1日に今季限りの現役引退を表明した49歳のレジェンド折茂武彦のプレーにも注目したい。
ビーコルは、2シーズン目の指揮となるトーマス・ウィスマンHCのもと、チーム初のスローガン「BE COURAGEOUS(=ビーカレイジャス)」を掲げ、新たに8人の選手が加入。保有選手の半分以上を入れ替えた。千葉からアキ・チェンバース(SF)、三河から生原秀将(PG)、北海道から牧全(SG)、ルーキーの秋山皓太(SG/SF・東海大・昨季は特別指定選手で金沢武士団でプレー)、外国籍選手では、1シーズンぶりのビーコル復帰となるジェイソン・ウォッシュバーン(C)、ジョルジー・ゴロマン(C)、レジナルド・ベクトン(PF)が加入。さらには、特別指定選手でホール百音アレックス(SF)も獲得した。
今季、北海道から移籍してきた牧全にとっては、この試合が古巣凱旋試合となる。慣れ親しんだコートでの躍動に期待したい。
今季の選手獲得では、チーム方針に合致する選手ばかりを集めた。40分間にわたって最後の最後まで諦めず、常に高いインテンシティを持ち、強度の高いアグレッシブなディフェンス、個ではないチーム力で勝利を奪いにいく“闘う”チームに生まれ変わった。ここまで、プレシーズンゲーム、アーリーカップでの勝利こそなかったが、外国籍選手がなかなか揃わずフルメンバーでなかったにもかかわらず、接戦を演じ、善戦を繰り返してきた。また、ウィスマンHCはこれらの試合を、開幕戦に照準を合わせた経験と位置づけており、2度の合宿でおこなってきた猛練習が開幕戦でどんな成果をみせてくれるか楽しみだ。さぁ、いよいよ開幕の時が来た。北の大地で、今季初勝利を奪い、開幕スタートダッシュを決めよう。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】