ビーコル、川崎との神奈川ダービー第3弾で7点差敗戦。

また勝利まであと一歩。続く惜敗で待たれる勝利。川村が個人通算8000得点達成!攻守にハッスルした橋本が3Pシュート4本を含む12得点!

2018-19シーズン第27節(3月13日川崎市とどろきアリーナ)
川崎ブレイブサンダース 83-76 横浜ビー・コルセアーズ
17-18|20-11|23-25|23-22

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 3.13 [WED] 川崎ブレイブサンダース vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=3385&TAB=B

【ダイジェスト映像】
https://basketball.mb.softbank.jp/videos/4384

横浜ビー・コルセアーズは3月13日、アウェー川崎市とどろきアリーナで神奈川ダービー第3弾となる川崎ブレイブサンダースとの水曜日ゲーム1試合を闘った。1Qをリードして終えたビーコルは、2Qで逆転を許してビハインド展開になったが、3Qで橋本尚明が攻守にわたる活躍を見せて猛追。残り3分でリードを奪い返して逆転に成功する。しかし4Qで3Pシュートを中心に得点を入れてくる川崎に再逆転を許してしまい7点差での敗戦となった。

ビーコルはこれで12勝33敗。B1残留プレーオフ回避がかかるワイルドカード9位は変わらずだが、回避となる8位秋田が北海道に勝ったためにゲーム差は「3」に広がった。また10位滋賀とのゲーム差は「1」に縮まっている。

この試合で、個人通算8000得点まであと「9」としていた川村卓也が9得点を挙げてこの記録を達成した。偉業を達成させた得点は、4Q残り1分21秒に決めたレイアップだった。

4Q残り1分21秒にでシュートを沈める#1川村卓也。このレイアップで自身の個人通算8000得点を達成させた


この試合は、神奈川ダービー第3弾としておこなわれ、川崎市とどろきアリーナには平日の水曜日にもかかわらず3461人の観客が訪れた。ビーコルブースターも多数駆けつけ、横浜ビー・コルセアーズのチアリーダーズB-ROSEも登場。川崎ブレイブサンダースのチアリーダーズIRIS(アイリス)とのコラボパフォーマンスを披露して、横浜と川崎の熱戦に華を添えた。

ハーフタイムには横浜ビー・コルセアーズのチアリーダーズB-ROSEと川崎ブレイブサンダースのチアリーダーズIRIS(アイリス)とのコラボパフォーマンスが披露された


前節千葉戦から中2日、トーマス・ウィスマンHCは、この試合でもスターティング5を変更してきた。前節GAME2で先発したエース川村卓也をベンチスタートさせて代わって竹田 謙を先発で起用。前節で2試合とも先発起用された橋本尚明はこの試合でも先発。ウィスマンHCはディフェンス重視の布陣を敷いた。

1Q開始9分15秒で辻がフリースロー2本を入れて川崎が先制したが、コストナーがすぐさま3Pシュートでやり返してビーコルが逆転。以降は一進一退の展開となった。インサイド中心のビーコルに対して、川崎は3P攻勢で互いに譲らず。ビーコルはアーサー・スティーブンソンのインサイドアタックが冴えた。残り1分で長谷川に3Pシュートを入れられて同点にされたが、残り48秒でモリスがフリースロー1本を決めてビーコルが勝ち越し。1Qを18-17のリードで終える。

1Qで2Pシュートを沈める#34ブランドン・コストナー


2Q、ビーコルはコストナーのセカンドチャンス、スティーブンソンが自身のディフェンスリバウンドから決めたダンク。細谷のファストブレイクから決めたレイアップなどで得点をかさねリードを伸ばす。しかし、辻、藤井の3Pシュートなどで追い上げてくる川崎の猛追を受けて得点が停滞。2Qでは11得点しか入れることが出来ず川崎にリード許した。2Qは29-37。8点のビハインドで前半を終えた。

2Qでダンクを決める#34アーサー・スティーブンソン。前半でインサイドアタックが冴えた


3Qで、ここ3試合で先発が続く橋本尚明が躍動をみせる。開始早々9分32秒に3Pシュートを沈めると、同9秒にも3Pシュートを沈めて川崎を追撃。中盤では竹田 謙がスティールで奮闘をみせ、4分にはターンオーバーから連続して2Pシュートを沈めた。これで3点差としたビーコルは川村が2Pシュートを沈めて49-50の1点差。3分20秒にはスティーブンソンが2Pシュートを沈めて1点のリードを奪った。しかし直後に0-10のランを許して川崎が逆転。再びビハインドが広がったが、残り1分でスティーブンソンがブザービーターで3点バスケットカウントを決めてビハインドを6点に縮めた。

3Qで3Pシュートを沈める#7橋本尚明。このクォーターで2本の3Pシュートを沈めた


4Qでビーコルはコストナーの3Pシュート、モリス、田渡の2Pシュートで得点するが、エドワーズ、ファジーカス、マクリンにシュートを許して点差が思うように縮まらない。4分にはエドワーズのダンクでビハインドが12点にまで開いた。しかし、3Qで3Pシュートのタッチが冴えていた橋本がこのクォーターでも3Pシュートを2本続けて差を10点に縮める。さらには残り2分でコストナーと川村が続けて3Pシュートを沈めて差をひと桁台に詰めた。さらに川村は残り1分21秒にも2Pシュートを沈めて7点差とし、自身の個人通算8000得点を達成させた。

橋本は4Qでもシュートタッチが冴えこのクォーターでも3Pシュート2本を沈めた


これで一気に畳み掛けたいビーコルだったが以降でシュートを決め切ることが出来ず、7点差のまま敗戦となった。ビーコルはこれで3連敗。川崎は7連勝となった。

ビーコルのスコアリーダーは19得点を入れたアーサー・スティーブンソン。スティーブンソンはさらにリバウンドを16本奪ってダブルダブルをマークした。

2番手は13得点を挙げたブランドン・コストナー。3番手は3Pシュート4/5本を含む12得点を挙げた橋本尚明。川村卓也は前半で無得点だったが後半で9得点を挙げて、自身の個人通算8000得点を達成させた。

試合後、トーマス・ウィスマンHCはこの敗戦をこのように振り返っている。

「川崎のようなエクスキューション(遂行)が上手いチームと闘っていくうえで、我々は必要であったことが遂行出来なかった。我々はここ数戦で格上のチームと当たることが多くなっているが、勝てるチャンスは作ることが出来ている。だが、勝てるチャンスだけで止まってしまっている。あと一歩、勝ち切るところまでいけていないのが現実だ。このために必要なのは、やはりディフェンスでのエクスキューションだ。今日のスタッツを見ても、相手に51.5%のシュート確率でやられてしまっている。これが、今の我々の弱みであり、これを改善していければ、格上のチームにも勝てるようになってくる」

「ここ3試合では、フリースローの確率の悪さが目立ってしまっている。今日もフリースローの成功率は30%だった。川崎のような強いチームに勝つためにはフリースローをしっかりと決めなければならない。シュート確率でも我々は43.2%で、これでは格上のチームに勝つことは出来ない。ここは改善しなければならない」

「川崎はプレーオフ圏内のチームで、我々は残留プレーオフから抜け出そうとしているチームだ。川崎のようなチームに勝つことが出来れば、残留争いから抜け出す大きな1勝になると思ったが、今週末闘う、確実に勝たないといけない相手(北海道)に勝つためにしっかりと集中していく」

横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマンHC


エース川村卓也は、このように振り返っている。

「各クォーターで良いところと悪いところがあった。2Qでは自分たちのシュート確率の悪さがあり、積極性の欠けたクォーターもありました。4Qでは自分たちで崩れてしまった。これでは、川崎のようなチームには通用しない。ああいった時間帯を如何に短くするか。自分たちにチャンスが来た時に、如何にものにするかだと思う」

「チームは決して悲観的ではないし、選手みんながこの良くなっているステップを、必ず結果(勝利)に繋げようと思って闘っています」

「最近の試合では、次に繋がる試合は出来ていますが、自分たちは勝つことに慣れていない。そのために勝負どころが分かっていません。そういった経験のなさで負けていると思います」

横浜ビー・コルセアーズ#1川村卓也


また、前節千葉戦から先発起用が続き、3Pシュートのタッチも冴えてきた橋本尚明はこう語っている。

「僕が横浜にきて、今まで良いところを見せることが出来ませんでした。やっと掴んだチャンスです。残り試合は少ないですが、ここで自分が横浜に来たことを示したい。応援してくれているみんなや、ファンの皆さん、横浜にいる人たちに全力プレーをみせていきたい。自分の出来るパフォーマンスをしっかりやって『橋本がいるぞ』って思ってもらえるようにしていきたいです」

「ウィスマンHCに呼んでもらって、ここまでHCの言うことが出来なくて辛いシーズンだと思っていました。それでもウィスマンHCは僕を見捨てずにチャンスを与え続けてくれました。この恩を裏切ることはしたくありません。ディフェンスをしっかりとやって、ハッスルして、周りを鼓舞する。僕はそういったプレーヤーだと自分でも思っています。ベンチスタートでも先発でも自分のやるべきことをしっかりとやっていくだけです」

横浜ビー・コルセアーズ#7橋本尚明


ウィスマンHCのもとで、著しい進化を続けているビーコルだが、またしても惜敗となった。エース川村は「自分たちは勝つことに慣れていない」と語ったが、シーズンの終盤でようやく競争力を得たチームに必要なのは、やはり勝利だ。この試合では、フリースローの成功率が明暗を大きく分けた。川崎は6/6本の100%で、ビーコルは川崎を上回る10本のフリースロー機会を得ながら3本しか決めることが出来なかった。ウィスマンHCもこのことを敗因のひとつに挙げたが、ここ数戦でフリースローの失敗が目立ってきているのが気にかかる。次節はわずか中2日で遠方の地、札幌に遠征して残留プレーオフ回避を争うレバンガ北海道と激突する。絶対に落としてはならないこの2連戦へ向けて修正は急務。惜敗はもういらない。勝利という経験値がこのチームの熟成を加速させる。

【記事・取材・写真/おおかめともき】

https://twitter.com/b_corsairs/status/1105785825000714241

 

Written by geki_ookame