ビーコル、三河とのGAME1で互角の接戦も3点差惜敗。

3Pシュート成功の差で明暗も高まる競争力に自信。今日の反省を明日に活かす!

2018-19シーズン第25節・GAME1(3月2日ウィングアリーナ刈谷)
シーホース三河 73-70 横浜ビー・コルセアーズ
18-15|19-19|18-19|18-17

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 3.2 [SAT] シーホース三河 vs 横浜ビー・コルセアーズ】
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横浜ビー・コルセアーズは3月2日、アウェーウィングアリーナ刈谷でシーホース三河との2連戦GAME1を闘った。終始互角の激しいクロスゲームとなった中で、ビーコルは三河に対し最後まで食らいつく好ゲームを演じたが、わずか3点及ばず、2連戦初戦を惜しくも落とした。

ビーコルはこれで11勝30敗。B1残留プレーオフ回避を掛けて下位4チームからの脱却を福岡、北海道、滋賀と争っているが、回避の指標となるワイルドカードの順位で変動はなかった。

残留プレーオフ回避となる8位秋田が7位大阪に勝ったためにビーコルとのゲーム差が「3」に広がったが、福岡、北海道、滋賀もそれぞれ敗れたために9位以下のゲーム差は変わらなかった。

ビーコルは、今節前の2月28日、Bリーグの選手登録期日ギリギリに新外国籍選手ジョナサン・ホームズを獲得。今節からベンチ入り登録が可能となっていたが、GAME1での登録は見送られ、代わってアーサー・スティーブンソンが先発起用された。

この試合で、ビーコルのトーマス・ウィスマンHC、三河の鈴木貴美一HCは、それぞれスターティング5を変更して勝負をかけてきた。ウィスマンHCはエース川村卓也ではなく前回対戦で5連続シュートを決めた湊谷安玲久司朱を先発で起用。

前回の対戦で5連続シュートを決め、この試合でエース川村に代わって先発起用された横浜ビー・コルセアーズ#5湊谷安玲久司朱【写真提供:©B.LEAGUE】


一方の鈴木HCは前回対戦でチーム最多となる23得点を挙げた特別指定選手・20歳の岡田侑大(拓殖大学)を先発で起用した。湊谷は今季初先発。岡田はプロ初先発となった。

その二人が1Qから機能した。湊谷は最初のクォーターで3Pシュート2本で5得点、岡田は9得点を入れて、両チームHCの采配は見事に的中した。

前回対戦でチーム最多となる23得点を挙げ、プロ初先発起用されたシーホース三河#30特別指定選手・岡田侑大(拓殖大学)【写真提供:©B.LEAGUE】


1Qの出だしはビーコルだった。竹田、スティーブンソン、湊谷、スティーブンソンが鮮やかな速攻から8-0のランを決めて三河を圧倒。ゾーンディフェンスも機能した。鈴木HCはたまらずタイムアウト。そのタイムアウト明け、今度は三河が7-0のラン。三河はビーコルのゾーンディフェンスに対し、外角からの得点で応戦した。ビーコルは果敢にインサイドに飛び込み、湊谷が3点バスケットカウントを奪うなどして得点。1Qは15-18、3点のビハインドを背負うスタートとなった。

2Qでのビーコルは、細谷将司が3Pシュート1本を含む5得点を入れて躍動をみせると、もうひとりのポイントガード田渡 凌も3Pシュート1本を決めて気を吐いた。8分には、先発を外れた川村がようやくコートに立った。

三河はこのクォーターも外角を中心に得点。3本の3Pシュート(3/4本)を高確率で決めるなどしてリードを守った。ビーコルは3Pシュートをこのクォーターで8本打ったが、決めたのは細谷と田渡の2本だけ。この差がビハインドを大きくした。それでも、残り25秒で川村が執念のジャンパーを決めて、その差を3点に戻し、前半を終えた。

横浜ビー・コルセアーズ#21田渡 凌【写真提供:©B.LEAGUE】


3Qでも、両チームは点の奪い合いとなり、クロスゲームが続いた。ビーコルは、スティーブンソン、湊谷、田渡、コストナーが決めたシュートなどで得点した。スコアが行き来した中で迎えた残り55秒、このクォーターの途中から入っていた橋本尚明が3Pシュートを沈めて53-53の同点に追いつく。これで流れがくるかと思われた矢先、森川に外角からの2Pシュートを許してしまい2点差。再びビハインドとなったが、僅差のビハインドを保って最終クォーターに突入した。

4Q開始早々でビーコルは、ターンオーバーを2本続けてしまい、森川、狩俣にシュートを許してしまう。ウィスマンHCはすかさずタイムアウトをかけた。前回対戦で3Q終盤から4Qでターンオーバーが続き、失速したビーコルだったが、タイムアウト明けに川村とスティーブンソンが2Pシュートをそれぞれ決めて流れを渡さず、7分と6分には、波に乗った橋本が連続シュートを決める。執念で入れたセカンドチャンスと、3Pシュートでビーコルが逆転に成功。橋本は渾身のガッツポーズを決めて、流れをたぐり寄せた。

鈴木HCがかけたタイムアウト明け、狩俣に3Pシュートを入れられ三河が逆転。さらには2本のターンオーバーから森川とバッツにインサイドから2Pシュートを許してしまい三河を逃す。

両チームはここから約2分間にわたって得点が停滞。3分17秒でバッツが2Pシュートを決めるとまたスコアが動き始めた。ビーコルは、帰化選手モリスのセカンドチャンスと川村の3Pシュートで差を3点に詰める。

1分を切った残り55秒、スティーブンソンがレイアップを決めて1点差に肉薄すると、34秒でコストナーがフリースロー1本を決めてビーコルが遂に70-70の同点に追いつく。

横浜ビー・コルセアーズ#34ブランドン・コストナー【写真提供:©B.LEAGUE】


残り21秒、岡田のレイアップを止めに行ったスティーブンソンがファウル。岡田はフリースロー1本を決めて三河が1点を勝ち越しする。

ビーコルはファウルゲームに打って出たが、ここで細谷がアンスポーツマンライクファウルを取られてしまう。ビデオ判定となったが、判定は覆らず三河ボールで試合再開。ビーコルにとっては痛い判定となった。しかし、このフリースローを打った狩俣が2本とも失敗。残り10秒で1点差、ビーコルに流れが傾く。ウィスマンHCはここでタイムアウト。ビーコルはここで岡田にファウルを仕掛けてファウルゲームを敢行。しかし、岡田がフリースローを2本とも入れて残り7秒で3点差になってしまう。

ウィスマンHCは、ここで最後のタイムアウトをかけ、エース川村卓也の3Pシュートで同点のブザービーターを狙ったがリングに弾かれ、無念のタイムアップとなった。ビーコルは2連敗。勝った三河は3連勝となった。

敗れたトーマス・ウィスマンHCは「最終的にはシュート確率の差。3Pシュートの差だった。三河は大事な場面で3Pシュートを決めたが、我々は決め切れなかった」と振り返った。

ビーコルのスコアリーダーは、アーサー・スティーブンソンの16得点。スティーブンソンはリバウンドでも11本を奪いダブルダブルをマークした。

2番手は、ブランドン・コストナーの14得点。川村卓也が11得点で3番手。3Qと4Qで躍動を魅せた橋本尚明が8得点をマークして4番手となった。今季初先発の湊谷安玲久司朱は、前半でチーム最多の5得点で躍動。トータルで7得点を入れて貢献した。

横浜ビー・コルセアーズ#1川村卓也【写真提供:©B.LEAGUE】


前半では、やりたいトランジションバスケが出来なかったとウィスマンHCは語ったが、後半ではやるべきことが出来たとも語った。事実、後半で見せたスリリングなクロスゲームでは、両チームHCの采配による駆け引きも堪能することが出来た。このことはウィスマンの策を選手たちがしっかりと遂行出来たことを意味する。

この試合をウィスマンHCは「好ゲーム」と振り返った。今季は前半戦での試行錯誤から外国籍選手の入れ替わりが激しくなり、なかなか思うようにはいかなかった。しかし、チームの底上げを丹念にやってきた成果からチームは三河と終始互角の闘いを演じるまでに進化し、ビーコルは遂に競争力を得ることが出来た。

B1残留プレーオフ回避をかけた一戦必勝の闘いは残り19試合。そのうちの4試合がシーホース三河との試合だ。この惜敗で得た自信は今後の闘いに大きな影響を与えるだろう。明日のGAME2で今度こその勝利を奪い、3月・4月決戦へのスタートダッシュを決める。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】

 

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Written by geki_ookame