昨年の天皇杯覇者、千葉ジェッツと激突しベスト8を目指す!
横浜ビー・コルセアーズ 110−76 仙台89ERS(天皇杯 3次ラウンド・盛岡タカヤアリーナ)
21-17|34-22|30-15|25-22
11月25日、第93回天皇杯・第84回皇后杯全日本バスケットボール選手権大会 3次ラウンドは日本各地で激戦の火ぶたが切られたが、富山が秋田に、三遠が愛媛に、大阪が福岡に、それぞれB1クラブが、B2クラブに敗れる波乱もあり、早速下剋上の様相を呈してきている。その中で、横浜ビー・コルセアーズは、盛岡タカヤアリーナでB2仙台89ERSと対戦し110-76、34点差で圧勝して、翌日26日15時TIP-OFFの千葉ジェッツ戦にコマを進めた。
海賊圧巻の三桁110得点だった。アウトサイドから、インサイドから、苦戦するシーズンの鬱憤を晴らすかのように海賊たちが次々に沈めていくシュートに胸が踊った。
17得点12リバウンドでダブルダブルのハシーム・サビート・マンカを筆頭に、蒲谷正之が4本の3Pシュートを含む16得点、細谷将司が4本の3Pシュートを含む14得点、高島一貴が3本の3Pシュートを含む13得点、ウィリアム・マクドナルドが12得点、満田丈太郎と田渡 凌が11得点と、二桁得点が7人。特に3Pシュートは15本と素晴らしいスタッツを残した。
1Qは出だしから川村、細谷の3Pシュートからリズムを作った。同点にされる場面もあったが、すぐさま逆転に成功。2Qに入ってからもインサイド、アウトサイドから着実に得点を重ねていき、2Qでは10得点を挙げた高島一貴の活躍が光った。
後半もビーコルは、アウトサイドからのシュートを確実に沈め、得点力は衰えなかった。しかし、大量得点の一方で失点も許し、点の取り合いになったが、3Pシュート15本、二桁得点7人のビーコルが仙台を圧倒し大勝した。
これで、ビーコルは翌日26日(盛岡タカヤアリーナ・15時TIP-OFF)に、昨年の天皇杯覇者千葉ジェッツと対戦することになった。 千葉ジェッツは、現在東地区の2位(12勝5敗)。激戦必至のタフな相手だが、昨季2月4日にエース川村卓也が残り1.7秒でのブザービーターで、これぞビーコルといえる逆転勝利をしたことは記憶に新しい。
ジェッツとは、今季アーリーカップで対戦しているが、そのときはハシーム・サビート・マンカとウィリアム・マクドナルドがまだいなかった時期で、ジェッツはこの二人との対戦経験がない。
特にサビートのあの異次元ともいえる221cmの長身には、これまでの相手がそうだったようにジェッツも大きく戸惑うだろう。サビート自身もここ数戦でダブルダブルを続けて好調なだけに、攻守に期待が持てる。強豪ジェッツ相手に、天皇杯初戦でも出た必殺のアリウープダンクが炸裂するか?ビーストモードのスーパーサビートは今大会でも大きな武器になり、相手には脅威となる。
千葉ジェッツ戦に勝利すればベスト8進出となり、新年1月4日(木)~7日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われるファイナルラウンドにコマを進める。
レギュラーシーズン以外でもゾクゾクさせてくれるビーコル。12月2日と3日の横浜国際プール・琉球ゴールデンキングス戦に勢いを持って入るためにも、是が非でも千葉ジェッツに勝利したい。勝機はある!力の限りにブーストしよう!ゴービーコー!!
【記事/おおかめともき(写真提供:©横浜ビー・コルセアーズ】