川村卓也、故郷盛岡で12得点の躍動!個人通算1000回3P成功達成まであと3に迫る!
横浜ビー・コルセアーズ 70-89 千葉ジェッツ(天皇杯 3次ラウンド・盛岡タカヤアリーナ)
21-21|20-20|12-27|17-21
海賊たちの天皇杯が終わった。仙台89ERSに110得点で大勝した翌26日、前日と同じ盛岡タカヤアリーナで千葉ジェッツと対戦し70-89、19点差での6回戦敗退だった。昨年の天皇杯覇者の壁は高かった。
その中で、エース川村卓也が故郷盛岡で躍動し、自身の節目の記録に王手を掛けた。盛岡市出身で盛岡南高校からプロになった川村は、この2試合が久々の故郷盛岡での試合だった。その試合で横浜ビー・コルセアーズのエースとして凱旋し、大きな躍動で地元のファンを沸かした。
前日の仙台戦では、1Qの出だしで3Pシュートを沈め、チーム破竹の110得点の流れを作った。ジェッツ戦では12得点をマークして、3Pシュート1本。個人の3Pシュート成功を997とし、個人通算1000回3P成功達成まであと3に迫った。次節、ホーム琉球戦で達成する可能性が大きくなった。
ビーコルは序盤から前日の勢いに乗って攻めた。川村卓也を起点としたアウトサイドからのシュートが決まり得点を伸ばす。しかし一方でジェッツに得点を許してしまい1Qを21−21で終えた。
2Qで、ハシーム・サビート・マンカとウィリアム・マクドナルドがインサイドから得点し一時は5点のリードを奪った。
しかし、1Q同様に流れを確実なものにすることが出来ず、2Qも追いつかれてしまい20−20。トータル41−41で前半を終了する。
後半で引き離したいビーコルだったが、開始早々ジェッツにターンオーバーを奪われ失点すると、ここから流れを失い10失点してしまう。3Qは12−27、トータルで53−68。3Qでの得点が12点と伸びなかったのも以降で響いた。
4Qで怒濤の反撃に転じ、じわじわと追い上げ食らいついていったが、サビートが痛恨のファウルアウト。追い上げる一方で失点もかさんでしまいビハインドも開いていった。結果70−89の19点差で天皇杯を6回戦で敗退した。
ジェッツは試合の中でしっかりと修正してきた。流石に昨年の天皇杯覇者であることを認めざるをえない。ビーコルは、サビートのファウルアウトも含めた後半での失速、今季抱える課題が今回も敗因となったが、修正点が分かっているだけに芽はある。しっかりと修正してレギュラーシーズンでの巻き返しを期待したい。
天皇杯の挑戦はこれで終わりになったが、全日本のベスト16。仙台戦で三桁110得点を挙げたことも含め、これからの逆襲に向けて得るものは大きかったはずだ。
ジェッツとは、新年1月20日と21日に千葉ポートアリーナでみたび再戦する。アーリーカップと天皇杯での借りをレギュラーシーズンでしっかりと返したい。
海賊たちは、次回12月2日と3日、ホームアリーナ横浜国際プールに琉球ゴールデンキングスを迎えてBリーグのレギュラーシーズンに戻る。捲土重来の逆襲を期するこの闘いで、天皇杯での悔しさをぶつける。
【記事/おおかめともき(写真提供:©横浜ビー・コルセアーズ】