ビーコル初勝利目前でスルリ。終盤の粘りで同点も惜敗。

エゲケゼが土壇場で同点3Pシュートと渾身ブロックショットで躍動!最大25点差を追いついた怒涛の猛攻は明日に繋がる!

2018-19シーズン第2節・GAME1(10月12日 ハンナリーズアリーナ)
京都ハンナリーズ 84-80 横浜ビー・コルセアーズ
31-10|14-26|21-17|18-27

横浜ビー・コルセアーズは、10月12日アウェーハンナリーズアリーナで京都ハンナリーズと第2節GAME1を闘い、終盤に一時は25点差あったビハインドを追いついた猛攻も実らず4点差で惜敗。今季の初勝利を目前で逃した。

残り40秒、エゲケゼのしびれる3Pシュートで同点になった時、今季初勝利の背中が見えた。しかし直後のスローインで外に出来てしまったディフェンスの穴を突かれた痛恨の3Pシュートで打ち消され、初勝利はスルリと逃げてしまった。

ビーコルは、開幕節にはなかったスリリングなバスケを見せた。1Qこそ、開幕節GAME2と同様に30点台の大量失点を許し、中4日では修正がやはり難しいかと思われたが、2Q以降で変更したゾーンディフェンスが功を奏し、オフェンスに流れが生まれた。勝利への執念をむき出しにして奮起した海賊たちは3Pシュートを連発して猛追。土壇場4Q残り40秒で、最大25点差あったビハインドを全員バスケで追いついてみせた。惜敗に終わったが、開幕節で出来なかった自分たちのバスケは出来た。この惜敗は明日のGAME2に繋がる。

3Qでドリブルする#1川村卓也【写真提供:©B.LEAGUE】


この試合で、開幕節で欠場した#7橋本尚明が復帰してベンチ入り。橋本は1Q途中で出場して自身の開幕戦を迎えた。特別指定選手の#8中村太地は欠場。3人目の外国籍選手#12ジャボン・マックレアはこの試合でのベンチ登録を外れた。

ビーコルのスターティング5は、#0細谷将司、#1川村卓也、#2高島一貴、#8アマンゼ・エゲケゼ、#36チャールズ・ガルシアの布陣。

1Q開始早々に、ジュリアン・マブンガにマンツーマンディフェンスを突破された3点バスケットカウントでハンナリーズに先制を許す。ビーコルは、細谷が3Pシュートでやりかえして同点。直後、またマブンカに2Pシュートを許してしまうが、エゲケゼの2Pシュートで再び同点とした。

しかし、ここからマンツーマンディフェンスがことごとく破られ、失点がかさんだ。ビーコルは、果敢なディフェンスを仕掛けたが、ハンナリーズの術中にはまりファウルを8つ奪われ、サイモン、綿貫に3点バスケットカウントを3本許してしまう。

オフェンスでは、細谷、川村らが得点したものの、内外から打ったシュートが決まらず、4分の時間帯から得点がストップ。21-0のランを許してしまい1Qで21点のビハインドを背負う。開幕節GAME2に続いてまたしても、出だしの1Qで30点台の大量失点を喫してしまう。

1Qでシュートする#1エドワード・モリス【写真提供:©B.LEAGUE】


2QでウィスマンHCはディフェンスをゾーンに変更して、これが功を奏した。またエゲケゼ、ガルシア、帰化選手モリスの実質オンザコート3の策にも打って出た。出だしこそ、デイヴィッド・サイモン、岡田優介、綿貫 瞬にシュートを許したが、8分の時間帯でエドワード・モリスが2Pシュートとエゲケゼがフリースロー2本を決めたの皮切りに、田渡 凌とエゲケゼが連続3Pシュート。さらにはモリスが2Pシュートを沈めて、オフェンスに流れが生まれた。

4分と3分の時間帯にはモリスと川村が続けて3Pシュート。2分の時間帯ではガルシアとエゲケゼが2Pシュート。1分26秒には田渡が3Pシュートを沈めて13-0のランに成功。さらに、このクォーターでビーコルは3Pシュートを5本決めて量産。計26得点を入れた。ゾーンディフェンスもハンナリーズの得点を抑えることに成功し、失点を14点に留めた。2Qは26-14。トータルスコアは36-45でビハインドを一桁9点にまで縮めた。

ビーコルは、3Qもゾーンディフェンスを継続。開始早々に川村が2Pシュート。ハンナリーズは岡田が3Pシュートを決めた。以降、激しいディフェンスリバウンド争いとなり両チームともにシュートが決まらない時間帯がしばらく続いたが、6分45秒に竹田のパスから細谷が切り込んでレイアップを決めると、ここから点の奪い合いとなった。

ビーコルは、川村の絶妙パスからエゲケゼが沈めた2Pシュート。竹田のスティールからモリスが決めたレイアップ。さらにはエゲケゼのダンク、川村の3Pシュートなどでハンナリーズに食らいついたが、3Qの得点は20点台に届かず17得点に留まった。3Qはハンナリーズにリードを許す17-21。トータルスコアは53-66となり、ビハインドは13に増えた。

3Qでシュートする#36チャールズ・ガルシア【写真提供:©B.LEAGUE】


4Qもビーコルはゾーンディフェンスを継続。アグレッシブなディフェンスで流れを作って得点を重ね、開幕節ではなかったスリリングなバスケを展開した。一方で、外のスペースを突かれた3Pシュートなどを許してしまいハンナリーズが逃げた。

しかし終盤にハンナリーズにもディフェンスの綻びが出始める。ビーコルはそれを逃さなかった。マブンカのシュートをガルシアがカットしてボールを奪うと川村のドライブからエゲケゼへ。エゲケゼはビーコルベンチとベンチ裏に陣取ったビーコルブースターの前で、しびれる同点3Pシュートを沈めてみせた。さらに、エゲケゼは残り22秒で晴山ケビンのシュートを渾身のブロックショットで阻止。今季初勝利への流れを手中に収めかけたかに見えたが、直後のスローイン、外でフリーになっていた岡田優介に3Pシュートを決められてしまいハンナリーズが勝ち越し。外に出来たディフェンスの穴を突かれた痛恨の失点だった。

1Qでシュートする#8アマンゼ・エゲケゼ【写真提供:©B.LEAGUE】


残り10秒でエゲケゼが3Pシュートを狙ったが決まらず、残り4秒、決死のディフェンスを仕掛けた川村がファウルアウト。残り3秒、ビーコルはタイムアウト後にファウルゲームを仕掛けたが、フリースロー1本を決められて万事休す。4点差をひっくり返すことは出来なかった。

ビーコルは、4Qで27得点を挙げて4Qを27-18でリードしたものの、1Qでの31失点が響いた。ファイナルスコアは80-84。2Q以降の猛追、4Q終盤に見せた怒涛の猛攻も実らず、京都での初戦は惜敗に終わった。

京都はホーム開幕戦で勝利して連勝。また#32ジュリアン・マブンカが15得点11リバウンド14アシストでトリプルダブルを記録した。

トリプルダブルを記録した京都ハンナリーズ#32ジュリアン・マブンカ【写真提供:©B.LEAGUE】


負けた横浜はこれで3連敗。チームのスコアリーダーは、#8アマンゼ・エゲケゼの18得点(6リバウンド)。#1川村卓也が15得点(5アシスト)。#36チャールズ・ガルシアが14得点5リバウンド。#21田渡 凌は中盤の猛攻で躍動して12得点8リバウンド4アシストを挙げた。

また帰化選手の#32エドワード・モリスが、14得点11リバウンドでダブルダブルをマーク。スティール3本も記録した。

#5湊谷安玲久司朱と#10ハンター・コートはプレータイムがなかった。

1Qで31失点した時はどうなることかと思われたが、2Q以降でゾーンディフェンスに変更してからは自分たちのバスケを取り戻した。悔しい惜敗だが、機能したゾーンディフェンス、最大25点差を追いついた怒涛の粘りは自信になる。ウィスマンビーコルはまたひとつ成長の階段を登った。翌日のGAME2で今度こそ、今季の初勝利を決める。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】

 

Written by geki_ookame