横浜労災病院救急救命センター中川悠樹先生を講師に迎え、親子で新型コロナウイルスを学ぶ

横浜ビー・コルセアーズは5月16日、小学校1～3年生の親子を対象としたオンライン授業『ビーコルの選手といっしょにまなぼう！コロナウイルスってなに？』を開催した。（記事内のインタビューは全てZOOMを介しておこなっています）

ZOOMを使ったオンライン形式でおこなわれた『ビーコルの選手といっしょにまなぼう！コロナウイルスってなに？』

授業は、ZOOMを使ったオンライン形式でおこなわれ、ビーコルからは竹田謙と秋山皓太も参加。竹田親子も含めて計12組の親子が参加。講師には横浜労災病院救急救命センターの医師中川悠樹（なかがわゆうき）先生を迎えた。

各家庭で子どもたちに新型コロナウイルスをどう説明したらいいのかを学んでもらうためにおこなわれた今回のオンライン授業は、これまでに新型コロナウイルス関連のオンライン授業をおこなってきている中川先生からビーコルと一緒に出来ないかとの提案があったことから始まった。早くから新型コロナウイルスへの対応をおこなってきたビーコルも、同様なことをやりたいと考えており、強力なタッグでの今回のオンライン授業が実現した。

オンライン授業では、中川先生が子どもたち目線で新型コロナウイルスを分かりやすく説明。大人も学べる内容になっていた。

授業では中川先生が、分かりやすい解説で新型コロナウイルスを説明。クイズも交えながら、新型コロナウイルスとの接し方を説明。新型コロナウイルスに対する正しい知識、手洗いなどの感染予防対策の大切さを学んだ。

「こういった授業は、これまでに5回ぐらいやってきています。授業をやってきて、今まで手を洗わなかった人が、手を洗うようになったという話も聞きます。今回の授業でも、子どもたちの意識が変わってくれて、親御さんたちも含めて、新型コロナウイルスへの正しい感染防止対策を実践してくれるようになったらうれしいです」（中川先生）

講師を勤めた横浜労災病院救急救命センターの医師中川悠樹（なかがわゆうき）先生

竹田と秋山も真剣な表情で授業に参加していた。授業を終えた両選手は新型コロナウイルスへの率直な思いをこのように語っている。

「新型コロナウイルスの影響は、いろいろなところで出てきています。1日でも早く、新型コロナウイルスを気にせず過ごせる生活に戻りたいです。そして、皆さんの前でバスケットボールが出来るようになって欲しいです。

今回のことで、ファンの皆さんのありがたみを感じることが出来ました。これだけは、日常に戻る日が来ても忘れないようにしたいです。

まだ外出自粛が続いて、皆さんに会えないのが凄く寂しいです。また皆さんとお会いして、お話出来る日が来ることを楽しみにしています。それまでは、ひとりひとりが、いま出来ることをやっていきましょう」（竹田謙）

横浜ビー・コルセアーズ竹田謙

「早く新型コロナウイルスが落ち着いて欲しいというのが、率直な気持ちです。新型コロナウイルス禍の中で、自分を見つめ直す時間が出来ました。いろいろなところでダメージが大きく出ています。けど、僕はいま出来ることをやらないといけません。だから、準備をする時間が増えたと思うようにしています。この先の状況は分からないですけど、バスケットボールが出来る日が来たら、力を発揮出来るようにしておきたいです。

まだ厳しい状況が続いていますけど、また皆さんの前でプレーをして、皆さんにお会い出来る日を楽しみにしています。まずは、ご自身や、ご家族の方々の健康を第一にして、この新型コロナウイルス禍を乗り越えていきましょう」（秋山皓太）

横浜ビー・コルセアーズ秋山皓太

中川先生は子どもたちに「今日からみんなは、家の手洗い隊長です」と話し、家庭内での手洗い徹底を促していた。『ウィルスやっつけ作戦』と表現された感染予防対策では、手洗い、マスクの着用といった基本的なことばかりだった。だが、こういったことを徹底するのは、なかなか難しいものだ。親が手を洗わなかった時に“手洗い隊長”の子どもたちが「手を洗って」と言えば、大人たちは手を洗うだろう。中川先生のこの教え方は実に的を得ている。新型コロナウイルスへの正しい知識を学び、正しい感染予防対策をおこないさえすれば、新型コロナウイルスは怖くはない。そう思えるようになった。

分かりやすい説明で新型コロナウイルスを学ぶことが出来る今回のオンライン授業は、横浜ビー・コルセアーズのYoutubeチャンネルで公開中だ。ぜひこれを見て、いま出来る新型コロナウイルスへの感染予防対策を実践していって欲しい。

【取材・記事・写真・おおかめともき】