2020年最初の2試合で何としても連敗ストップ!
中地区5位の横浜ビー・コルセアーズは、1月4日と5日にアウェー青山学院記念館で東地区3位のサンロッカーズ渋谷と2020年最初のカード第16節2連戦を闘う。SR渋谷とはこれが今季初対戦。
ビーコルは現在8連敗中で7勝18敗。中地区争いでは5位になっており、4位新潟(8勝18敗)を「0.5」ゲーム差で追っている。3位三河(9勝17敗)とは「1.5」ゲーム差で、2位富山(10勝16敗)とは「2.5」ゲーム差。またB1総合順位では17/18位なっており、16位島根(8勝18敗)、15位新潟とは「0.5」ゲーム差。残留プレーオフ圏外の14位三河までは「1.5」ゲーム差になっている。今節、新潟はアウェーで大阪と、三河はホームで秋田と、富山はアウェーで川崎と、島根はホームで三遠とそれぞれ2連戦で対戦。ビーコルとしては、何としても連敗を止めて、少しでも順位を挙げておきたいところだ。
またビーコルは、今節前日の3日に1ヶ月間の短期契約だったウィリアム・マクドナルドの契約を更新し、新たに2019-20シーズンの選手契約を締結したことを発表した。マクドナルドはこれで、今季最後までビーコルでプレーすることになる。
対するSR渋谷は、第12節ホーム滋賀戦GAME2から前々節アウェー北海道戦まで4連敗したが、前節のホーム名古屋D戦GAME1で20点差をつけた勝利で連敗を止めると、GAME2でも19点差で名古屋Dを下して連勝を挙げている。
今季のSR渋谷は、ロスターが大きく変わっている。ライアン・ケリー、帰化選手のファイサンバ、ベンドラメ礼生らが残留した一方で、満原優樹、長谷川智也、伊藤駿、秋葉真司らが退団し、ロバート・サクレと清水太志郎が現役を引退。代わって田渡修人(田渡 凌の兄)、渡辺竜之佑、関野剛平、野口大介、石井講祐、外国籍選手ではセバスチャン・サイズとチャールズ・ジャクソンを獲得。昨年12月には昨シーズンもプレーした盛實海翔を特別指定選手で獲得している。この中で、田渡修人が12月15日滋賀戦GAME2で右膝内側側副靱帯損傷の怪我を負い、以降の試合に出ていない。
ビーコルは前節のホーム対三河2連戦で連敗。接戦となったGAME1は、4Q残り35秒で1点のリードを奪ったが、元ビーコル川村卓也に2Pシュートを喫して逆転を許してしまい、タイムアウト後のスローインで、ゴール下にロングパスを出して逆転を狙う策に出たが失敗。以降でファウルゲームに持ち込む執念を見せたが及ばず、5点差で惜敗した。GAME2では、1Qの出だしで7点ランを決める好スタートを見せたが、以降で得点が伸びず、14点差で敗れた。その中で、ジェームズ・サザランドがGAME1で20得点(5リバウンド、3Pシュート3/8本)、GAME2で19得点(3Pシュート2/6本)14リバウンドでダブルダブルをマーク。レジナルド・ベクトンがGAME1で21得点(6リバウンド)、GAME2で17得点(8リバウンド)を挙げ、GAME2では田渡 凌が16得点(6アシスト、3Pシュート2/3本)を挙げたが、チーム連携でのミスが敗因のひとつになっていた。SR渋谷は、リーグトップの得点力(総得点数2217)を誇っている。ビーコルディフェンスがこれをどこまで抑えられるかだが、一方で、総失点数2087は東地区でワーストになっている。それだけに、ここにきて課題になってきている得点力アップと3Pシュートがどこまで改善出来ているかが鍵を握ってくる。
好調のサザランドが得点の起点になりそうだが、チェンバースの執拗なディフェンス、田渡と生原のポイントガード二人のかき回しにも期待したい。
【記事・写真/おおかめともき・SR渋谷写真提供/©B.LEAGUE】