第34節 vsサンロッカーズ渋谷GAME2 横浜 71−85 SR渋谷


3Qのロースコア響き14点差敗戦

2020-21シーズン第34節GAME2(4月18日トッケイセキュリティ平塚総合体育館
横浜ビー・コルセアーズ 71-85 サンロッカーズ渋谷
22-28|18-18|10-22|21-17

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 4.18 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズ vs サンロッカーズ渋谷】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6401&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは4月18日、ホーム・トッケイセキュリティ平塚総合体育館での今季最終戦でサンロッカーズ渋谷と対戦して14点差で敗れた。ここまで15勝37敗。今季の対SR渋谷戦は1勝3敗になった。

リング下で奮闘する横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ。チーム最多となる21得点を挙げ、リバウンドも11本をとってダブルダブルをマークした【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】

 

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〜竹田 謙が平塚ラストゲーム〜

今季限りでの現役引退を発表している竹田 謙は途中から出場して8分48秒のプレータイム。チームが防戦一方となった3Qでも投入され5分48秒にわたる奮闘をみせた。2Qには外角から2Pシュートを決めて2得点を挙げた。

今季限りで引退、この試合が平塚でのラストゲームだった横浜ビー・コルセアーズ#25竹田 謙。2Qには外角から2Pシュートを沈めて平塚のファンを喜ばせた【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】

 

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この試合で、生原秀将がベンチ入り登録を外れて欠場。秋山皓太も前日に続いて欠場した。

ビーコルはアウダの2Pシュートで先制したが8分で同点にされてからは追う展開になり、SR渋谷が6点をリードする。2Qは両チーム共にロースコア同点となり互角。ビーコルはひと桁差を維持しながら後半戦での逆転にかけたが、3Qの立ち上がりでケリーとベンドラメに立て続けに3Pシュートを決められ流れを逸した。オフェンスも防戦一方になったことからリズムを失い、10得点と停滞。その差18点と大きく引き離されてしまう。4Qの立ち上がりでケドリック・ストックマン・ジュニアが2本の2Pシュートを続けるなどして流れを掴み、反撃に転じたが、3Qでのロースコアが響き14点差で敗れ、今節を連敗。前々節宇都宮戦から3連敗になった。

4Qの立ち上がりで連続2Pシュートを決め、チーム反撃の流れを作った横浜ビー・コルセアーズ#2ケドリック・ストックマン・ジュニア【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


ビーコルの二桁得点は3人。パトリック・アウダが3Pシュート1本を含む21得点。リバウンドも11本をとってダブルダブルをマーク。レジナルド・ベクトンが14得点(5リバウンド)。ロバート・カーターが11得点(7リバウンド・3アシスト・1スティール)を挙げている。

シュートを狙う横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター。この試合で11得点を挙げた【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


【カイル・ミリングHC試合後会見コメント】

「生原選手が怪我で出場できず、難しい試合になった。SR渋谷は40分間プレッシャーをかけ続け、1つ・2つとミスが重なるとそこをつきリードを奪えるチーム。今日は『ターンオーバーをしない』『ボールを失わない』これらを40分間遂行することがメインの鍵だった。3Qの出だしでディフェンスのミスから連続3Pシュートを許して一気に流れが変わり、それでも闘い続けて4Qで少し流れが変わりかけたが、3Qでのミスでリードを許した点差が大きく、追いつくことができなかった。今週末を振り返り、若手選手がステップアップできた良い機会になった。須藤昂矢選手も、ケドリック・ストックマン・ジュニア選手も、成長するには試合に出ることが一番大切だと思うので、人として、選手として、どんどん経験をかさねて成長していって欲しい」

横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】

 

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3Qでのロースコア10得点が痛かった。他のクォーターで善戦していただけに悔やまれる。選手たちの証言も同様だ。このクォーター中盤で投入され奮闘をみせた竹田は「3Qの入りでエネルギーが落ちてしまった。ディフェンスの時間帯が続いてオフェンスのリズムをつかめなかった」と語り、ストックマン・ジュニアは「試合全体的には良かった試合。3Qの出だしを強くできていれば、また違った展開になった」アウダも「全体的に見れば良かった試合」としながらも「やはり3Q。あそこでミスが出てしまいリードを許してしまった。立て直しは困難だったが、4Qで最後まで諦めずに闘った。それでも追いつくことは出来なかった」と無念さを口にした。

今季のSR渋谷戦勝ち越しを目指して挑んだ2連戦だったが、この連敗でそれは出来なかった。それでも収穫はあった。GAME1で須藤昂矢の得点がカムバックし、GAME2では生原が欠場した中で、伸び悩んでいたケドリック・ストックマン・ジュニアが4Qでの反撃の流れを作り、6得点4アシストで大きくアピールしてみせた。若い2人が奮起した活躍は残り7試合への希望になる。

横浜ビー・コルセアーズ#30須藤昂矢。前日のGAME1で3Pシュート3本、11得点でカムバックをみせた須藤はこの日も3Pシュート2本を決めて6得点のスタッツを残し、好調を維持した【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


次節は中2日でのアウェーA東京戦だ。アウダは「まだまだ闘う。最後まで強い競争心を持って全力で闘い挑み続ける」と強く意気込む。ビーコルの勝利数はここまで「15」。残り7試合でクラブ最多勝利数の「18」を超えることができるか。選手たちのプライドをかけた“諦めない闘い”はまだまだ終わらない。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B-CORSAIRS/T.OOkame】


Written by geki_ookame