第16節 vs 滋賀レイクスターズGAME2 横浜 75−71 滋賀


 4Q土壇場でキャプテン生原が逆転3Pシュート!全員バスケで今季ホーム戦初連勝を掴む!

2020-21シーズン第16節GAME2(1月3日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 75-71 滋賀レイクスターズ
22-13|11-21|17-19|25-18

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 1.3 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6113&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは、1月3日、ホーム横浜国際プールで滋賀レイクスターズとの2連戦GAME2を闘い、最終盤でキャプテン生原秀将が決めた逆転3Pシュートで勝利した。ビーコルは今季初めてのホーム連勝。ここまでの勝利数を二桁10勝にのせ、リーグ対戦成績を10勝17敗とした。ビーコルのホーム戦同一カード連勝は2018年12月の対大阪2連戦以来。

逆転勝利で今季初のホーム戦連勝を挙げた横浜ビー・コルセアーズ【写真提供©B.LEAGUE】


この試合で、左膝の怪我で欠場していたエドワード・モリスが復帰。レジナルド・ベクトンが欠場した。

1Q、カーター3P、チェンバース2Pの連続シュートでビーコルが先制。6分で同点となるが、アウダの2Pシュートで勝ち越しする。以降で順調に得点をかさねて主導権を握ったが、2Qでスコアが11得点と伸びず、滋賀に1点差にまで詰められて、前半を終えた。

この試合で怪我から復帰した横浜ビー・コルセアーズ#32エドワード・モリス【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


3Qに入ると滋賀は強度を上げ、両チームの争いは接戦になった。ビーコルは立ち上がりでリードを許したが、すぐさま奪い返し、以降4分まで僅差のリードを守り続けたが、3分で同点から勝ち越しを許すと、滋賀に主導権を奪われ、3点差で最後のクォーターに入った。

後半で滋賀が強度を上げて反撃。ビーコルはさらなるエナジーで対抗した【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


4Qで滋賀がさらに強度を上げてきた。ビーコルもこれに対抗し、3Q以上の激戦が繰り広げられた。ビーコルは3分に逆転されてから追う展開になっていたが、残り2分でカーターのフリースロー2点で1点差にすると、1分を切った34秒で生原秀将が3Pシュートを沈めて逆転。滋賀はファウルゲームに打って出たが、これで得たフリースロー2本をチェンバースが確実に仕留めて勝利を決めた。

4Q土壇場37秒で逆転の3Pシュートを沈める横浜ビー・コルセアーズ キャプテン#46生原秀将【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルの二桁得点は2人。ロバート・カーターが3Pシュート5/7本を含む30得点を挙げて、両チーム最多得点。パトリック・アウダが13得点を挙げている。

Bリーグは、オールスターゲームを挟んだ2度目のバイウィークにはいる。ビーコルの次節は、1月23日・24日のアウェー北海道戦で再開。次回のホームゲームは1月30日・31日横浜国際プールでの対広島2連戦になっている。

この試合で両チーム通じて最多の30得点を挙げた横浜ビー・コルセアーズ#4ロバート・カーター【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


【カイル・ミリング試合後会見コメント】

「とてもハードな闘いになった。竹田選手は4Qの最初から出場して良いディフェンスで守り、モリス選手は怪我の影響で約2ヶ月試合に出ていなかったが、大きく貢献してくれた。生原選手、チェンバース選手をはじめ、選手ひとりひとりがチームの勝利に貢献した、チームとして、とても価値のある勝ち方ができた。ここ数ヶ月、チーム一丸となり、ハードに練習してきた結果が今日出たと思う。バイウィーク明けから7勝5敗、これからもどんどんチームとして成長していきたい」

横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


◇ ◇ ◇

しびれる逆転劇で掴んだ今季ホーム戦初連勝。ビーコルファンは、新型コロナウイルスの感染防止から声援ができず、ハリセン状のB-CLAPを激しく叩いて鳴らす応援で後押しを続けた。4Qの土壇場でキャプテン生原秀将が逆転の3Pシュートを沈めたとき、横浜国際プールの熱気は凄まじく、地鳴りがしたようだった。

あのしびれる逆転弾を決めた生原は流石だった。アウダのパスを受け取ったとき、チェンバースがペイントエリアに飛び込み、右サイドには森川が待っていた。パスの選択もあっただろう。だが、生原は自分で打って決めた。「強気でいった。復帰してからタッチが良くなく、タイミングも難しかったが、今日は立て続けに決まっていたし、ああいった局面で打ち切る力が大事だと思った。入って良かった」とあの瞬間を振り返る。

勝利インタビューで「あれは生原選手にしかできない」と聞いた時、屈託のない笑顔で照れ笑いしたが、生原が決めてこそだと思う。

TIPOFF直前で気合いをいれる生原秀将【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


ヒーローは生原だろう。だが、この勝利はチーム全員で掴んだものだ。チームはこの連勝でさらなる自信を得た。これで10勝。バイウィーク以降では7勝5敗と波に乗る。

大事な勝負所で満を持して竹田 謙を投入したカイル・ミリングHCの采配も見事だった。連日の”YOKI YOKI YOKI”パフォーマンスでビーコルファンと歓喜を爆発させた情熱溢れる熱血指揮官のもとでビーコルが確実な進化をみせている。

【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE/©B-CORSAIRS/T.OOkame】


Written by geki_ookame