ビーコル、滋賀との2連戦GAME1で13点差負け。


シュート成功率の差で明暗。ルーキー秋山がチーム最多20得点!

2019-20シーズン第7節GAME1(11月2日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 72-85 滋賀レイクスターズ
26-27|13-18|13-19|20-21

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.2 [SAT] 横浜ビー・コルセアーズ vs 滋賀レイクスターズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=4247&TAB=B

Bリーグ中地区の横浜ビー・コルセアーズは11月2日、ホーム横浜国際プールで西地区の滋賀レイクスターズと2連戦のGAME1を闘い、13点差の72−85で敗れた。ビーコルは、これで3連敗。滋賀は連敗を「4」で止めた。

中地区争いで2位のビーコルは、3位富山に「0.5」ゲーム差で迫られているが、富山も敗れたために順位、ゲーム差は変わらずとなった。1Q、滋賀が先制したが、ここから打ち合いとなり、激しいクロスゲームになった。残り3分以降でビーコルはビハインドを背負うが、このクォーターで9得点の躍動を見せた生原が起点となって追撃。終了間際に秋山が決めたレイアップで差を1点に縮めて、最初のクォーターを終えた。2Q開始早々に秋山が3Pシュートを決めて逆転する。さらに秋山は、インサイドからの2Pシュートも決めてリードを伸ばた。しかし、ビーコルは終盤でファウルがかさみ、これで得たフリースローを高確率で決めた滋賀が同点から勝ち越し。以降でもフリースローでの失点に加えて、3Pシュート、2Pシュートも許したことから差が徐々に開き、6点ビハインドで前半を終えた。3Qの序盤でビーコルは、ウォッシュバーンと橋本が2Pシュートを決めたものの、シュートが決まらない時間帯が続いた。その間、ウォーカーに3Pシュート2本を決められるなどして、滋賀を逃してしまう。終盤でルーキー秋山皓太が、マッチアップでのミスマッチを果敢に攻めてインサイドのシュートを2本続けたが、ローズに3Pシュートと2Pシュート、伊藤に外角から2Pシュートを入れられ、ビハインドは二桁12点に開いた。4Qでも、滋賀にフリースローと3Pシュートで得点を許した。それでも、チェンバースと秋山の2Pシュート、ゴロマンの3Pシュートなどで反撃したが、及ばず72−85。13点差での敗戦となった。この試合で秋山皓太が、チーム最多の20得点(シュート成功率72.7%)を挙げた。3Pシュートの印象が強い秋山だが、この日決めた3Pシュートは1/3本。2Pシュートは7/8本で、このうちインサイドのシュートは4本だった。またオフェンスリバウンドでも3本を記録して、ゴールに果敢に飛び込む奮闘を見せた。チーム2番手の得点は、ジェイソン・ウォッシュバーンの15得点(8リバウンド)。ジョルジー・ゴロマンは3Pシュート2/5本を含む12得点(8リバウンド)、1Qで躍動を見せた生原秀将は9得点。橋本尚明が8得点、アキ・チェンバースが6得点を挙げた。〈トーマス・ウィスマンHC試合後会見全内容〉

「今日、滋賀は素晴らしい試合をした。滋賀のこの試合前でのシュート成功率は40%だったが、今日は54.7%の成功率だった。3Pシュートの成功率も30.6%だったのが50%。こういう確率で決められると勝てる試合も勝つことは出来ない。1Qの出だしで、自分たちがソフトなディフェンスをし過ぎてしまったところから、このような結果になったと思っている。どういったところでミスをしたのかを、しっかりと見直して修正する」

「滋賀は、ターンオーバーを14本しているが、前半では4本しかしていなかった。リバウンドでも我々は前半で負けていた。これも敗因だと思う。シュート成功率以外のスタッツでは、勝てた試合のはずだったが、やはり相手にシュートを5割以上決められたことが痛かった。ターンオーバーからの得点、ペイントエリア内の得点、セカンドチャンスでの得点、ファストブレイクでの得点で上回っていたのにもかかわらず、我々のシュート成功率が低すぎてしまい、シュートを決め切れなかったことが、負けた原因と強く思っている」「3Pシュートも、我々は5/24本で20.8%、滋賀は9/18本で50%。明日は、これをしっかりと止めなければならないし、オフェンスでもしっかりと得点しなければならない。明日、しっかりと修正してやっていきたい」

「秋山(秋山皓太)が、19分間をプレーして20得点を挙げた。彼も、若い選手でスコアすることに対してハングリーな気持ちを凄く見せてくれている。これはチームにとっても良いこと。彼にも引き続き、ステップアップしてもらいたいし、他の選手にもステップアップしてもらいたい」<秋山皓太 試合後コメント>

「ゲームの出だしから、ディフェンスの圧(プレッシャー)が足りませんでした。後半で修正しようと、チームでひとつになってやりましたが、自分たちが練習してきたことを、出し切れずに終わってしまった感じです」

「(19分間の出場でチーム最多20得点。今日は外角に加えて、ゴールに果敢にアタックしていた印象があった)マッチアップした相手のサイズが小さかったこともあって、ポストアップを積極的に仕掛けました」

「(後半はオフェンスリバウンドでも貢献した)僕たちは、オフェンスリバウンドでリーグ1番になりたいと思っているので、その意識で飛び込んでいきました。それが、結果として、この20得点に繋がったと思っています」

「(明日、どう巻き返す?)今日、ゲームの入りでディフェンスの圧がなくて、相手に好きなようにやられてしまいました。僕らは練習の時からディフェンスを徹底的にやっています。これを、明日しっかりと体現出来るように、出ている選手、ベンチの選手関係なく、チームみんなでハードにやっていきたいです」翌日のGAME2は、この試合と同じ横浜国際プールで14時5分ティップオフでおこなわれる。

対滋賀2連戦のチケット詳細、観戦ガイドは以下リンクから。

横浜ビー・コルセアーズ【観戦ガイド】11月2日&3日 滋賀レイクスターズ戦
https://b-corsairs.com/news/game_20191102_20191103/

【記事・取材・写真/おおかめともき】


Written by geki_ookame