佐藤託矢の信州ブレイブウォリアーズへの移籍が決定。

献身的なイズムを持った和製ビッグマンが横浜から信州へ新たなる船出。

7月30日、B2信州ブレイブウォリアーズは、5月27日に横浜ビー・コルセアーズが契約満了と自由交渉リスト入りを発表していた佐藤託矢(34)との2018-19シーズンの選手契約合意を発表した。

横浜ビー・コルセアーズから信州ブレイブウォリアーズへの移籍が決まった佐藤託矢


パワーフォワードの佐藤は、2017-18シーズン前にキャプテンを務めていた京都ハンナリーズから横浜ビー・コルセアーズに移籍。青山大学を卒業後、2006-07シーズンから三菱電機(現在は名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)で、プロのキャリアをスタートさせた。佐藤にとっては、これが7つ目のチームとなる。
ビーコルでのプレーは1シーズンと短かったが、198cm、102キロの恵まれた体格でチーム唯一の和製ビッグマンとして大きく貢献。外国籍選手にも怪我をも恐れぬ勇猛果敢さで挑み、体を張ったアグレッシブなディフェンスには見応えと迫力があった。


またもの腰柔らかい関西弁と人懐っこさから、ビーコルブースターにも愛された。自身12シーズン目となる2018-19シーズンは、B1昇格を目指す信州で新たなる闘いに挑む。


ビーコルでの2017-18シーズンは怪我にも泣かされたが、5月19日のB1残留プレーオフ2回戦まで休場はわずか2試合、61試合に出場し続けた。先発は自己最多の43試合に上り、チームに和製ビッグマン選手の代えがいない中で、満身創痍になりながらも死力を尽した。

B1残留プレーオフ2回戦まで休場はわずか2試合、61試合に出場し続けた


シーズン終盤、大阪との大事な決戦となった4月15日のアウェー大阪戦GAME2では、相手がオンザコート2の苦しい1Qで外国籍選手二人を相手にディフェンスの起点となった。佐藤が見せた鬼気迫るエナジーは4Qにチームが仕掛けた怒涛の反撃に繋がり、
チームは逆転勝利を果たした。

4月15日大阪との大事なアウェー決戦GAME2。相手がオンザコート2のタフな1Qでディフェンスの起点となった佐藤託矢


佐藤はこの試合後に「誰かがエナジーを出して、闘志を出して、活力を与えることが出来たらと思っている」と語っていたが、これこそがまさに和製ビッグマン佐藤託矢のイズムだった。


オフェンスでは、B1残留プレーオフを含めたシーズントータルで231得点をマーク。ビーコルに来たばかりのシーズン序盤はチーム戦術への迷いから積極的にシュートを打つことが出来なかったが、10月22日ホーム三河戦GAME2では今季自己最多となる15得点を挙げ、以降は11得点を最多に二桁得点が5回とオフェンス力も発揮。5月12日チームがB1残留プレーオフ2回戦進出を決めた西宮との1回戦GAME2では7得点を挙げた。

今季自己最多となる15得点を挙げた10月22日ホーム三河戦GAME2でシュートを沈める佐藤

5月12日西宮とのB1残留プレーオフ1回戦GAME2では7得点を挙げた


チーム全体で見れば、佐藤が挙げた得点は決して多くはないが、ここぞで決めたシュートはチームに数多くの流れをもたらした。


3月10日で「佐藤さんの日」だったホーム新潟戦GAME1では自身の限定バッジも配られ、チームに流れを与えるバスケットカウントや3Pシュートでビーコルブースターを沸かせ、4月21日と22日には古巣凱旋となったアウェー京都戦ではハンナリーズブースターから大声援で迎えられた。

3月10日ホーム新潟戦GAME1「佐藤さんの日」に2Pシュートでバスケットカウントを奪う

4月21日には古巣京都に凱旋しハンナリーズブースターから大歓声を浴びた


佐藤はシーズン中のB-COR MAGAZINEのインタビューの中で、
「引き続きやるしかないという状況の中で、みんなが自己犠牲の精神を持ち、チームのためにどう頑張るかが大事」と語っていた。このイズム、そしてガッツ溢れる闘志は、信州ブレイブウォリアーズでも貫かれていくだろう。佐藤のビーコルでの闘いに感謝し、新天地での活躍を願いたい。

【記事・写真/おおかめともき】

横浜ビー・コルセアーズ『佐藤託矢選手 退団のお知らせ』
https://b-corsairs.com/news/team_20180730-2/

信州ブレイブウォリアーズ『選手契約基本合意(新規)のお知らせ』
https://www.b-warriors.net/news/45329/

 

Written by geki_ookame