第13節 vs 信州ブレイブウォリアーズGAME2 横浜 58−64 信州


 4Qで1点差も 以降で離され ホーム連勝を逃す

2020-21シーズン第13節GAME2(12月13日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 58-64 信州ブレイブウォリアーズ
10-17|7-13|19-17|22-17

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 12.13 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズ vs 信州ブレイブウォリアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6051&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは12月13日、ホーム横浜国際プールで信州ブレイブウォリアーズとの2連戦GAME2を闘った。前日同様にビハインド展開になったビーコルは、後半から追い上げ、4Qで1点差にまで詰め寄ったが以降で離され、6点差でロースコアゲームを落とした。ホーム戦連勝はならなかった。

【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


1Qでビーコルは開始早々にベクトンが2Pシュートを決めて幸先よく先制。以降で両チームはシュートを入れあい拮抗した展開が続いた。ビーコル1点リードの4分、マーシャルに2Pシュートを決められてリードを許してからは、カーターの2Pシュート2本のみと得点が伸びず10得点にとどまり、最初のクォーターで7点のビハインドを背負った。

2Qでビーコルはディフェンスで信州を13得点に抑えた一方で、このクォーターでもオフェンスの流れを掴めず、わずか7得点に終わってしまう。信州は終盤で30得点目のフリースローを決めて、前半は17−30。ビーコルは13点差で前半を折り返した。

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ビーコルは後半でオフェンスの流れを掴んだ。3Qでは、チェンバースを起点にして反撃。チェンバースはこのクォーターの開始で2本の2Pシュートを続けると7分には3Pシュートも沈めて差をひと桁にした。これに生原が2Pシュートで続いて7点差に。しかし、以降でのファウルが、かさんだことでフリースローでの失点が増えると再び二桁差に離された。残り1分を切ってから、ベクトンがファウルアウト。それでもアウダが2Pシュートを入れて差を11点とし、最終クォーターを迎えた。

3Qでビーコルは#10アキ・チェンバースを起点にして反撃した【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


4Qでビーコルは、チェンバースとカーターの2Pシュート、生原のフリースロー2本での6点ランで差を詰めると、中盤以降でアウダが3点バスケットカウントを2本続けて1点差にまで詰め寄った。信州は大崎の3Pシュートで逃げたが、カーターが3Pシュートでやり返して再び1点差に。しかし、ここからマクヘンリーとマーシャルにインサイドからシュートを決められ、さらにはフリースローでの失点から残り36秒で差が6点に開いた。ビーコルはタイムアウトを掛け、その明けでアウダが2Pシュートを入れて残り17秒で4点差にしたが、残り8秒で西山に2本のフリースローを決められ6点差。2秒でアウダが3Pシュートを打ったが弾かれ、勝敗が決した。

4Qでビーコルは序盤に6点ランを決めるなどして追い上げ中盤以降で1点差に肉薄した【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


ビーコルの二桁得点は2人だった。ロバート・カーターが3Pシュート3/9本を含む19得点(6リバウンド、7アシスト)、パトリック・アウダが14得点を挙げた。

500アシストまであと「4」本としていた森井健太は、この日1アシストで、記録達成まであと「3」本とした。達成は次節ホームでの秋田2連戦まで持ち越しになった。

500アシストまであと「4」本としていた#18森井健太はこの日1アシスト。記録達成まであと「3」本になった【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


【カイル・ミリングHC試合後コメント】

「今日の試合は、立ち上がりがよくなかった。信州が最初から自分たちよりもエナジーを持ってプレーしていた。オフェンスがなかなかうまくいかず、シュートが入らずタフショットを打たないといけない状況になるなど、選手がみんないいリズムでプレーできていなかった。前半のオフェンスではミスが出れば出るほど、どんどん悪いリズムが伝染していった。後半もっとエナジーを持ってやっていこうと話し、改善されたが、前半でエナジーを持ってプレーできなかったことで最後に差がついてしまった」

横浜ビー・コルセアーズ カイル・ミリングHC


◇ ◇ ◇

2連戦の独特の難しさを改めて感じさせられる試合になった。ビーコルはGAME1で18点差をつけて勝利し、ホーム連勝を狙ったが、修正してきた信州に50点台のロースコアに抑えられた。

前日とは真逆な展開だった。前日の勝利では2Qで信州を8得点に抑えたことが大きかったが、今回の試合ではビーコルが、同じクォーターで7得点しか入れることが出来なかった。これが以降の展開で影響した。

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生原秀将は「オフェンスで相手ビッグマンのダイブを全員でカバーしないといけなかったが出来ず、こちらがやりたいオフェンスを相手にやられてしまった」と話し、そのオフェンスでは「前半でエナジーがなかった。フリーでシュートを打ててはいたが入らず、リズムに乗れなかった」と話す。

それでも、後半でオフェンスの流れを掴んで徐々に追い上げ、4Qで1点差にした。アキ・チェンバースは「遅かった」と話し、生原は「前半でやらないといけない」と悔しさをのぞかせた。

ファウルの多さでも差がついた。この傾向は前日でもあったが、信州は得たフリースローから17点を入れ、ビーコルは3Qでインサイドの要、レジナルド・ベクトンをファウルアウトで失った。

【写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


一方でビーコルは10本のフリースローを得て100%で決めた。これは次節に繋がる好要素だ。また、生原は「良いシュートは打てていた」とも話している。そう、悪いことばかりではない

次節はまた土日のホーム2連戦。今度は10月に対戦した2連戦で惜敗と20点差負けをした秋田との対戦だ。「今回の反省を活かす。秋田も信州と同じディフェンスが堅いチーム。ビッグマンも走る。前回の対戦も活かして、しっかりと準備していきたい」と生原は意気込む。今年最後のホームゲームを今度こそのホーム連勝で締めくくりたい。

【記事/おおかめともき・写真提供©B-CORSAIRS/T.OOkame】


Written by geki_ookame