ビーコル、秋田とのGAME2で20点差負け


4Qでベクトンとアウダがファウルアウト まさかのロースコア48得点で6連敗。

2020-21シーズン第5節GAME2(10月25日 CNAアリーナ☆あきた)
秋田ノーザンハピネッツ 68-48 横浜ビー・コルセアーズ 
8-7|19-11|24-18|17-12

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.25 [SUN] 秋田ノーザンハピネッツ vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5927&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは10月25日、アウェーCNAアリーナ☆あきたで秋田と第5節GAME2を闘い、20点差をつけられて敗れた。ビーコルはこれで6連敗。

前日のGAME1を落としたビーコルは、スターティング5を変更。レジナルド・ベクトンに代えて前日19得点のパトリック・アウダを起用してきた。ディフェンスもゾーンに変更し、序盤はこれが機能して主導権を握った。しかし、以降のオフェンスで思うように得点が出来ず、スコアが伸びない。それでも2Qで一進一退の展開に持ち込んだが、秋田に9点の連続得点を決められてリードを奪われてしまう。後半3Qで18得点を入れたものの24点を失い、4Qでのビハインドは20点台にまで膨らんでしまう。加えて得点源のベクトンとアウダがファウルアウトしてしまい得点力が低下。結果トータルスコアで40点台48得点しか奪えないまさかのロースコアでGAME2も落としてしまった。

横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ【写真提供©B.LEAGUE】


1Qは、両チーム共に重たい立ち上がりになった。ビーコルはディフェンスを前日のマンツーマンからゾーンに変更し、開始から4分まで北海道を無得点に抑えることに成功する。その間で5点を入れて主導権を握った。連敗を何としても止めたいビーコルは、立ち上がりからエナジー全開でぶつかり、リバウンドも果敢に食らいついて12本を奪い(秋田7本)、前日の敗因を修正出来たかに見えた。

しかし、中盤に入ってから秋田の執拗なディフェンスに苦しみ、得点が思うように伸びず、その間で秋田の追い上げを受けてリードがなくなっていった。終了間際、大浦に3Pシュートを決められて秋田が逆転。1Qは両チームひと桁台の7-8のロースコアとなり、ビーコルは1点ビハインドで最初のクォーターを終えた。

横浜ビー・コルセアーズ#9森川正明【写真提供©B.LEAGUE】


2Qの開始9分でベクトンが2Pシュートを決めてビーコルが逆転したが、以降で秋田に3連続で2Pシュートを入れられて再び追う展開になった。ビーコルは開始から6分の時間帯まで秋田ディフェンスに苦戦して無得点だったが、5分にチェンバースがバックドアから決めたレイアップとベクトンの2Pシュートで流れを引き寄せると、残り2分で森井が3Pシュートを決めて同点に追いつく。以降で一進一退の展開になったが、終盤で秋田に9点ランを決められてリードを奪われ、流れを逸した。2Qは11-19、トータルスコア18-27の9点差で前半を終えた。

3Qでビーコルは、開始から6分まで得点出来ず、このクォーターで最大17点差をつけられた。また、ベクトンがここまでファウル4つと、この試合もファウルトラブルに陥り、加えてアウダもファウル4つでファウルトラブルになった。終盤でストックマン・ジュニアが連続2Pシュートを決めて流れが生まれるかと思われたが、以降で失点がかさみ、17点差で最後のクォーターを迎えた。

横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©B.LEAGUE】


反撃に転じたいビーコルだったが、4Q開始早々にベクトンが5つ目のファウルを取られて、3試合連続のファウルアウトに。7分でモリスが2Pシュートを決めたものの、以降でシュートが決まらず、失点もかさんだことで差を縮めることが出来ない。残り4分には、今度はアウダがファウルアウトしてしまい得点力がさらに低下。この時点でビハインドは20点台にまで膨らんだ。それでも、残り3分でモリスが3点バスケットカウント、残り2分ではストックマン・ジュニアが2Pシュートとフリースローで計5点を返したが、反撃もここまで。ビーコルは48得点のロースコアに終わり、20点差をつけられた48-68でGAME2も落としてしまった。前日で敗因となっていたリバウンドは40対36で秋田を上回ったが、ターンオーバーでは22対9と前日同様に差がついた。

ビーコルのスコアリーダーは、11得点を入れたエドワード・モリス(6リバウンド)。ケドリック・ストックマン・ジュニアが9得点。初先発のパトリック・アウダは6得点(3リバウンド、3ブロックショット)だった。

横浜ビー・コルセアーズ#7レジナルド・ベクトン【写真提供©B.LEAGUE】


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【カイル・ミリングHC試合後会見コメント】

「自チームも相手チームも、試合の立ち上がりのディフェンスはとてもよく始められ
たため、得点を取ることが難しかった。秋田から40分間プレッシャーをかけられ続け、交代選手のローテーションも多くなってしまった。ファウルトラブルにもなってしまい、上手くローテーションを組むことが出来ず、最終的にこういう結果になってしまった」

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ビーコルの次節は、また中2日でのアウェー戦。富山市総合体育館での水曜日GAMEで、今度こその連敗ストップを狙う。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame