ビーコル、秋田とのGAME1で競り負ける


最終盤残り5秒、森川の3Pシュートで同点。執念のファウルゲームも実らず5連敗

2020-21シーズン第5節GAME1(10月24日 CNAアリーナ☆あきた)
秋田ノーザンハピネッツ 70-68 横浜ビー・コルセアーズ 
19-14|13-13|16-25|22-16

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.24 [SAT] 秋田ノーザンハピネッツ vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5926&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズは10月24日、CNAアリーナ☆あきたでおこなわれた第5節アウェー秋田と闘い、2点差で2連戦のGAME1を落とした。

前半で追い掛ける展開となったビーコルは、3Qで25得点を入れて逆転。以降の展開は一進一退になった。ビーコルは3点リードの4Q残り2分でレジナルド・ベクトンがファウルアウトしてしまい得点力が低下。残り1分で古川に3Pシュートを決められ秋田に逆転を許してしまう。追い掛ける展開になったビーコルは、残り5秒で森川正明が3Pシュートを決めて同点に追いつき、ファウルゲームに打って出たが、その執念も実らず5連敗となった。ビーコルはこれで2勝6敗。勝った秋田は連敗を「3」で止めて5勝3敗となった。

横浜ビー・コルセアーズ#1パトリック・アウダ。ファウルトラブルのベクトンに代わって奮闘。チーム最多の19得点を挙げた【写真提供©B.LEAGUE】


ビーコルはリバウンドで秋田の42本に対して29本に留まり、オフェンスリバウンドでは5対26と大きく差をつけられた。またターンオーバーでも20対14本だったことも敗因に繋がった。

1Q先制は秋田。ビーコルはモリスがオフェンスリバウンドを押し込んで同点に追いつくが、直後にコールビーに2Pシュートを決められて追う展開に。開始7分でベクトンがファウル2つとなり、代わってアウダが投入された。

中盤、森川の2Pシュート、モリスのレイアップでビーコルが逆転。以降でリードが行き来した。3分でチェンバースのバスケットカウント(フリースローは失敗)で1点のリードを奪ったが、以降のシュートを決め切れず流れが秋田に。ビーコルは速攻でシュートチャンスを作ったが、シュートが決まらず思うように得点が伸びない。また、ターンオーバーからの失点も増えた。7点を追う展開となった残り3秒で、ケドリックがフリースロー2本を成功させて14−19。最初のクォーターを5点差で終えた。

横浜ビー・コルセアーズ#32エドワード・モリス【写真提供©B.LEAGUE】


2Qからベクトンがコートに立つとビーコルは速い展開からケドリックとモリスが2Pシュートを決めて同点に追いつく。しかし、多田の3Pシュートで秋田が再びリード。ビーコルはモリスが2Pシュートを決めて1点差にしたが、ここでベクトンがファウルを取られてファウル3つになり、アウダと交代する。

残り2分でアウダが2Pシュートを決めて流れがビーコルに来るかと思われたが、モリスがオープンから狙った3Pシュートが外れ、直後に細谷に3Pシュートを決められ、流れを掴めない。それでも終了間際にアウダが2Pシュートを決めてこのクォーターを13-13のイーブンとし、トータルスコア27-32の5点差で前半を終えた。

横浜ビー・コルセアーズ#10アキ・チェンバース【写真提供©B.LEAGUE】


3Q、7点差にされたビーコルは、7分から5分にかけて流れを掴んだ。チェンバースの2Pシュート、アウダの3Pシュートとレイアップ、森井の2Pシュートで9点ランを決めて逆転に成功。4分で大浦に3Pシュートを決められて秋田にリードを許したが、すぐさまチェンバースが3Pシュートを決めてビーコルが再びリードを奪った。以降でビーコルがリードを守り、このクォーターで25点を入れてトータルスコアを52-48とし、4点のリードを持って最終クォーターに突入した。

4Q、何とか引き離したい横浜は7分で森井が決めた2Pシュートでリードを6点にしたが、古川、コールビーの2Pシュートなどで追い上げてくる秋田に1点差に詰め寄られる。残り4分でファウルを奪った森川がフリースロー2本を決めてビーコルが同点から勝ち越し。さらにはモリスの2Pシュートでリードを3点にした。しかし、残り2分でベクトンがファウルアウト。以降で両チームの攻防は一進一退になった。

横浜ビー・コルセアーズ#18森井健太【写真提供©B.LEAGUE】


残り1分、アウダの2Pシュートでビーコルが2点をリードしたが、古川に3Pシュートを決められて秋田が逆転。1点差にされた。

残り1分を切って、コールビーの2Pシュートで3点差。ビーコルは森川が3Pシュートを決めて残り5秒で同点に追いついた(注:試合中のスコアでは68-69の1点差になっていた)。カイル・ミリングHCはここでファウルゲームに打って出たが、古川にフリースローを決められて2点差に。直後チェンバースが3Pシュートを狙ったが弾かれ、無念の敗戦となった。

注:試合後スコアの訂正があり「横浜 68-71 秋田」から「横浜 68-70 秋田」に修正された。そのため記事も内容を一部修正している。修正前のスコアでは、残り5秒で森川が3Pシュートを決めた時点で68-69の1点差になっていた。試合中に同点となっていれば、ビーコルベンチの戦術も変わっていただろう。

ビーコルの二桁得点は、パトリック・アウダの19得点(3Pシュート1/1、2リバウンド)。エドワード・モリスの14得点(6リバウンド)。アキ・チェンバースの3Pシュート2/6本を含む11得点。森川正明の3Pシュート2/3本を含む10得点だった。

GAME2は、翌25日(日)にGAME1と同じCNAアリーナ☆あきたで14時5分TIPOFFでおこなわれる。ビーコルの修正に期待したい。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】


Written by geki_ookame