ビーコル、新潟とのGAME2を14点差で落として13連敗も翌週の残留POへ手応えあった。

後半で息切れ。今季のレギュラーシーズン最終戦を勝利で飾れず。実質9人の難しい状況の中、前半で僅差の接戦を演じたことはB1生き残り決戦への収穫。

2018-19シーズン最終節・GAME2(4月21日シティホールプラザアオーレ長岡)
新潟アルビレックスBB 89-73 横浜ビー・コルセアーズ
24-27|17-13|26-19|22-14

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 4.21 [SUN] 新潟アルビレックスBB vs 横浜ビー・コルセアーズ】
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【写真提供:©B.LEAGUE】


横浜ビー・コルセアーズは4月21日(日)、アウェー「シティホールプラザアオーレ長岡」でレギュラーシーズン最終戦となる新潟アルビレックスBBとの2連戦GAME2を闘った。1Qを27-24でリードして終えたビーコルは、2Qで得点が伸びずビハインドになったがディフェンスで踏ん張り前半を1点差で終えた。3Q序盤でリードを奪い返したが、徐々に失点がかさみ、4Qで二桁ビハインド。2Qに続いて4Qも得点が伸びず、差を縮めることが出来ないまま敗戦となった。ビーコルはB1チーム最多連敗を更新する13連敗。勝った新潟は10連勝となった。

ビーコルの2018-19シーズンの最終成績は14勝45敗、勝率.233で中地区最下位。勝敗勝率はB1になってから最も低い成績となった。翌週の4月26日と27日にホームトッケイセキュリティ平塚総合体育館で10勝49敗東地区6位のレバンガ北海道とB1生き残りをかけたB1残留プレーオフ1回戦を闘う。

この試合で、ウィスマンHCは好調のアーサー・スティーブンソンをロスター入りから外した。残留プレーオフを見据えたものと思われる。代わって帰化選手エドワード・モリスが先発した。

新潟は、今季11月までビーコルでプレーしたアマンゼ・エゲケゼをラモント・ハミルトンに代わって登録。先発で起用してきた。

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1Q、4000人を超える超満員の大歓声の中、コストナーが2Pシュートを決めてビーコルが先制。新潟は、直後に五十嵐が3Pシュートを決めた。ここから両チームは、速いペースでシュートを入れ合い一進一退の展開になった。

5分、エゲケゼに決められた2Pシュートで新潟に逆転を許すと、上江田と五十嵐に続けて3Pシュート、さらにはガードナーにもダンクを許してしまい7点差に引き離された。

3分でウィスマンHCは3選手を交代させ、高島、橋本、小原を投入。ここから流れが変わり、コストナーが3点バスケットカウント、高島が3Pシュートを決めるなどして点差を詰めた。残り1分でコストナーが2Pシュートを沈めて逆転したが、オープンにしてしまった池田に3Pシュートを決められ新潟が再逆転。残り1分を切ってコストナーがフリースロー2本を決めて同点に持ち込むと、橋本が3Pシュートでブザービーターを決めて勝ち越し。途中から入った橋本は攻守で奮闘して流れを変えた。

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2Q、3Pシュート攻勢の新潟がリードを伸ばす。ビーコルは高島とコストナーがフリースローを100%で決めて4点を入れたが、シュートが決まらず得点が伸びない。3分でモリスが2Pシュートを決めて、ようやくシュートで得点。1分を切って橋本がアウトサイドから2Pシュートを決めて3点差にすると、終了間際で田渡がミドルシュートを沈めて、その差を1点にして前半を折り返した。

3Q、開始から田渡が3Pシュートとレイアップを決めてビーコルがリードを奪ったが、上江田に2Pシュートを許して同点にされる。ここからクロスゲームになったが、4分でエゲケゼにダンクを決められてから徐々に失点が増え、差が開いていった。残り2分でコストナーがフリースロー2本を決めて5点差。1分を切って五十嵐に3Pシュートを許し二桁10点差にされたが、終了間際に高島が2Pシュートを沈めて差をひと桁に戻し8点差とした。

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4Q、開始早々に五十嵐に2本続けて3Pシュートを許してしまいビハインドが14点に広がる。田渡の2Pシュートとモリスのバスケットカウント(フリースローは失敗)、高島がターンオーバーから決めたレイアップで6点の連続得点を決めたが、五十嵐にレイアップ、池田に3Pシュートを許すなどして新潟を捉え切ることが出来ない。5分で川村が3Pシュート、4分で田渡が2Pシュート2本を沈めるなどしたが、以降でシュートが決まらず、2Qに続いて得点が伸びなかった。差を縮めることが出来ないまま終盤を迎え、残り1分を切って橋本が3Pシュートと2Pシュートを続けて打ったが決まらず、タイムアップを待たずにビーコルの敗戦が決まった。

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ビーコルのスコアリーダーは、両チームを通じて唯一の20点台となったブランドン・コストナー。獅子奮迅の活躍で25得点を挙げ、リバウンドでもスティーブンソンがいない中で11本を奪い、富山戦GAME2以来2試合ぶりのダブルダブルをマーク。前日で精度を挙げたフリースローは7/7本でシュート確率100%を記録し、翌週の残留プレーオフ1回戦に向けて弾みをつけた。

2番手は前日と同じ17得点(5アシスト)を挙げた田渡 凌。エナジー溢れる2試合連続の二桁得点で、田渡も残留プレーオフにいい状態で入れそうだ。

3番手は共に9得点を挙げた川村卓也と高島一貴。高島は今季2番目に長いプレータイムを懸命に闘い、攻守で躍動をみせてその存在感を示した。

4番手は帰化選手エドワード・モリスになった。モリスはスティーブンソン代わってインサイドアタックとリバウンドで奮闘をみせ、チーム4番手となる7得点を入れて8リバウンドを記録した。

スティーブンソン抜きで闘った試合でインサイドアタックとリバウンドで奮闘をみせた横浜ビー・コルセアーズ#34ブランドン・コストナー。この奮闘は翌週の残留プレーオフに繋がる【写真提供:©B.LEAGUE】


またしても勝てず、レギュラーシーズンの最終戦も勝利することが出来なかった。

ウィスマンHCが、スティーブンソンをロスターから外したのは残留プレーオフに照準を合わせた温存と思われるが、特別指定選手(法政大学)の中村太地もロスター入りから外れ、また細谷将司も3試合続けてプレータイムがなく、この試合を実質9人で闘わなければならなかった。指揮官は「ベンチメンバーが少ない中でローテーションをしなくてはならず、最後はガス欠になってしまったが、それでも出た選手がしっかりと繋いでくれた」と難しい闘いだったことを明かしている。

前半で僅差の接戦が出来たことは、この状況を考えれば大きな収穫だろう。ウィスマンHCも「アーサー抜きで戦ったことで厳しい結果になったが、それでも選手がしっかりパフォーマンスしてくれて前半はいい試合が出来た。選手のエナジーが見えて気持ちの入った試合だった」と話す。後半であった息切れは今季幾度となくあった敗因だが、今回に限っては翌週のB1残留プレーオフを控えているためだと思いたい。

ただ、ディフェンスと共に課題となっているシュート確率の低さが気になる。前日のGAME1では49.3%と改善の兆しをみせていたが、この試合でのトータルは36.5%と落としてしまっている。

1Qで27得点を入れた出だしこそ55.0%と良かったが、2Q以降で悪くなり、特に2Qでは18.8%(3/16本)と伸びず13得点。4Qでは31.6%(6/19本)で14得点と、この2つのクォーターがロースコアだったことも敗戦の一因に繋がった。

前半で接戦に持ち込めたことは、2Qで新潟を17得点に留めたディフェンスが大きい。5分間を奮闘した高島、そしてこのクォーターで10分間フルに出場した橋本と小原が懸命に仕掛けたディフェンスのプレッシャーは素晴らしく、残留プレーオフへ向けた光明になった。

光明はもう一つある。課題となっていたフリースローの精度を今節で戻した。前日でのフリースロー成功率は63.3%(14/22本)。この試合ではさらに精度を上げて81.3%(13/16本)。新潟の76.5%(13/17本)を上回れたことは残留プレーオフに繋がる。

来週は、B1生き残りをかけてレバンガ北海道と雌雄を決する。指揮官は「今週は来週に向けての準備期間でもあった。いい場面も沢山見られ、北海道戦に繋がる。北海道戦をしっかりと勝つ準備は出来ていると思う」と今節での手応えを口にしている。

中地区王者との対戦で良かったところを自信にして伸ばし、この連敗で得た課題を翌週のB1残留プレーオフまでにしっかりと潰す。そうすれば道は開けるはずだ。決戦のその日を万全のコンディションで迎え、必ずやB1残留を決めてみせる。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】

 

 

Written by geki_ookame