森井が古巣で12得点の躍動！見事な恩返しを魅せる！

2020-21シーズン第1節GAME1（10月3日シティホールプラザアオーレ長岡）
新潟アルビレックスBB 53－74 横浜ビー・コルセアーズ
14-16｜4-19｜24-20｜11-19

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 10.3 [SAT] 新潟アルビレックスBB vs 横浜ビー・コルセアーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5860&TAB=B

横浜ビー・コルセアーズが、創立10周年を迎える2020-21シーズンの開幕節GAME1をアウェーシティホールプラザアオーレ長岡で新潟アルビレックスBBと闘い、21点差をつける圧勝劇で勝利した。ビーコルの開幕戦勝利はBリーグになって初。

古巣新潟との開幕戦で攻守に魅せた躍動で12得点を挙げた横浜ビー・コルセアーズ#18森井健太【©B.LEAGUE】

地元横浜では、都筑区にある横浜歴史博物館でファンクラブ限定のパブリックビューイングがおこなわれ、ビーコルブースターが新潟に向けて勝利の念を送り、見事な開幕戦初勝利に歓喜した。

地元横浜では都筑区にある横浜歴史博物館でパブリックビューイングがおこなわれ、開幕戦の地・新潟に勝利の念を送った

1Qは両チーム約1分間半にわたって無得点と重たい立ち上がり。ビーコルはディフェンスで開始から4分間にわたって新潟を無得点に抑えた。好ディフェンスからオフェンスの流れを作ったビーコルは、モリス、ベクトン、森川、ストックマンの得点で中盤までに二桁差をつけてリードした。しかし、ロスコ・アレンを中心に得点を伸ばした新潟が14得点を入れて2点差にまで詰めた。

2Qで地元横浜出身のルーキー#30須藤昂矢が起用されてプロデビュー。ビーコルは新潟の追撃を止めるべく7分でディフェンスをゾーンに変える策に出る。これが功を奏し、新潟の得点を残り2分までわずか2点に封じ込めることに成功する。この間でビーコルはベクトンの連続シュート、森井の4点バスケットカウント、チェンバースの連続得点で13点ランを決めて、リードを15点に伸ばし、新潟を突き放した。新潟は残り1分を切ってアレンが2Pシュートを決めたが、このクォーターでは4得点のみ。2Qはビーコルディフェンスが大きく機能して19－4。トータルスコアは35－18とビーコル17点リードで前半を折り返した。

開幕戦でチーム最多となる18得点を挙げたアキ・チェンバース【©B.LEAGUE】

3Qで新潟は五十嵐、佐藤の3Pシュート攻勢で得点を伸ばし、このクォーターで24得点を入れて差を詰めた。ビーコルは中盤でファウルがかさみ流れが新潟に傾いたが、オフェンスでベクトン、モリス、チェンバースが得点して計20得点を入れて流れを渡さなかった。3Qでは20−24とリードを許したが、トータルでは13点差の55−42でリードを守った。

4Qの序盤でビーコルは、森川、モリス、ベクトンの得点で17点差とリードを伸ばしたが、徐々に得点をかさねた新潟に14点差にまで詰められた。しかし、残り1分で森井が3Pシュートを決めて新潟の流れを断ち切り、以降でチェンバースがフリースロー2本とレイアップの連続得点で続き、7点ランを決めて新潟を突き放した。残り1分を切って須藤がフリースロー2本を確実に決めてプロ入り初得点とB1初得点を決めた。終盤で加藤翔陽HC代行は、ファウルトラブルの森井に代えて竹田を投入する手堅さも見せて4Qは19－11、トータルスコアを77－53とした21点差で創立10周年の開幕戦を見事な圧勝劇で飾った。

シュートを決める横浜ビー・コルセアーズ#7レジナルドベクトン【©B.LEAGUE】

【加藤翔鷹HC代行試合後コメント】

「7月からチームがスタートし、カイル・ミリングHCが合流出来ない中でしたが、カイルHCと毎日密にコミュニケーションを取りながら指示通りにチームを作り上げてきました。その中で優先するのはディフェンスの部分。ディフェンスで自分たちのゲームを作るということをカイルHCからずっと言われていて、そのまま今日の40分間でしっかりと遂行出来たのかなと思っています」

【森井健太試合後コメント】

「新潟でプロ生活をスタートした時からお世話になっていたので、恩返ししたいなという気持ちがすごくありました。最初ファールが多くなってしまったんですが、恩返しをしたい気持ちが僕自身ずっとあったので、それが結果に結びついて本当に良かったです。

横浜に加入して初めての試合でしたし、クラブ創設10年目の記念すべき開幕戦ということで何がなんでも勝ちにこだわってここまでやってきました。ひとりの頑張りではなく、全員がしっかりと役割を果たして勝ったという事実が素直に嬉しいです。新シーズンがスタートして、チームがひとつになり、取り組んできたことが実を結んだのではないかと思います。明日のGAME2は相手の新潟も気を引き締めて来ると思いますし、今日と同じような展開にはならない思うので、気持ちを切り替えて準備をして、連勝出来るように頑張りたいと思います」

ビーコルは二桁得点が4人。アキ・チェンバースが3Pシュート1/4本を含む18得点でチーム最多（9リバウンド、3スティール）。レジナルド・ベクトンが15得点10リバウンドでダブルダブル。古巣凱旋試合だった森井健太が3Pシュート3/4本（成功率75%、3アシスト）を含む12得点。帰化選手エドワード・モリスが3Pシュート1/3本を含む11得点（9リバウンド、3アシスト、2ブロックショット）を挙げた。

ビーコルが開幕2連勝を狙う開幕節GAME2は、翌日4日（日）に、この試合と同じシティホールプラザアオーレ長岡で17時5分TIPOFFでおこなわれる。