前半でのロースコア響き、無念の大敗。
2020-21シーズン第21節(2月10日トッケイセキュリティ平塚総合体育館)
横浜ビー・コルセアーズ 55-96 富山グラウジーズ
13-29|8-26|15-23|19-18
【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 2.10 [WED] 横浜ビー・コルセアーズ vs 富山グラウジーズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=6197&TAB=B
横浜ビー・コルセアーズは2月10日、ホーム・トッケイセキュリティ平塚総合体育館で富山グラウジーズと再戦し、41点差での大敗を喫した。ビーコルのここまでの対戦成績は12勝23敗になった。
この試合でビーコルは、ロバート・カーターがコンディション不良で欠場した。
ビーコルは立ち上がりからシュートが決まらず、得点が思うように伸びなかった。特に2Qではわずか8得点にとどまってしまい、対照的にシュートを高確率で決めた富山に引き離された。前半終了時には34点差になり、一方的な展開になった。
何とか差を詰めたいビーコルだったが、3Qの7分に得点源であるレジナルド・ベクトンがファウルアウト。ポイントカード3人を同時起用する布陣も敷いたが、流れを変えることは出来ず、ビハインドは40点台にまで膨らんだ。
4Qでアウダが3本のシュートを決めるなどして19点を入れたが、前半での大量失点が響き、41点の大差をつけられて敗戦した。
ビーコルの二桁得点は1人。パトリック・アウダが18得点(3リバウンド)を挙げた。
【カイル・ミリング試合後会見コメント】
「試合の立ち上がりから試合の終盤まで富山のペースでプレーをさせてしまった。試合が終わった後にロッカールームで、今日のような試合はシーズン中で1回はあると思うので、切り替えて、失敗から学べることはあると伝えました。短い期間(中1日)でまた試合があるので、そこに向けて気持ちを切り替えたい。 怪我人がここ最近で多くなってきているが、明後日の金、土に向けて、また頑張りたい」
◇ ◇ ◇
進化を見せていたビーコルだったが、かつてB1残留をかけて雌雄を決した富山にまたもや大敗を喫した。10月の前回対戦では20点差、今回は41点もの差をつけられたことが悔しさを大きくさせる。
今回と同じ平塚でおこなわれる次節は、わずか中1日後にすぐおこなわれる。ビーコルは明日、この島根2連戦に向けた前日練習をおこなうが、切り替えが必要だ。チーム唯一の二桁得点を挙げたパトリック・アウダは「今日のような試合を繰り返してはいけない。この敗戦から学び、金曜日と土曜日の試合に向けて、切り替える」と語り、キャプテンの生原秀将は「今日の悔しさを次の島根戦にぶつける」と前を向いた。
17連敗中だった広島ベンチを思い出す。あの時、彼らは開き直ったような盛り上がりで終始プレーしていた。こういった大敗をした時こそ、重たいムードを吹き飛ばさないといけない。次の勝利に向けて、切り替えよう。この悔しさを力に変えて、もう一度結束だ。
【記事/おおかめともき・写真提供/©B-CORSAIRS/T.OOkame】