ロースコアゲームの接戦を終盤の攻防で引き離される。カーターが17得点11リバウンドでダブルダブル
2020-21シーズン第7節 GAME2(11月8日 横浜国際プール)
横浜ビー・コルセアーズ 71-79 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
14-19|26-22|11-16|20-22
【BOX SCORE / PLAY BY PLAY 11.08 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズ vs 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ】
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=5965&TAB=B
横浜ビー・コルセアーズは11月8日、ホーム横浜国際プールで名古屋ダイヤモンドドルフィンズと第7節2連戦のGAME2を闘い、8点差で敗れた。ビーコルはこれで9連敗。
前日のGAME1を1点差で惜敗した横浜ビー・コルセアーズ。カイル・ミリングHCはスターティング5を変更し、森川正明に代えて、これがプロ初先発となる秋山皓太を起用。さらには、アウダに代えてロバート・カーターを先発起用させて巻き返しを図った。
秋山は試合後、初先発について「(先発は)当日にいわれた。ベンチから出るのとは、また違った役割がある先発で、試合の流れを作ることが出来なかった。次の試合でどうなるかは分からないが、どんな形であっても、しっかりと準備したい」と話している。
前日では、1Qで主導権を握ったビーコルだったが、この日は開始早々から名古屋Dに7点ランを許してしまい追い掛ける展開になった。それでも、ディフェンスを立て直してオフェンスの流れを作り、5点差で最初のクォーターを終る。
2Qでは互角の接戦に持ち込み、終盤で復帰2戦目の生原秀将が3Pシュートを決めて1点差にまで詰め寄り、2Qは26−22とビーコルがリードした(トータルスコアは40−41)。
3Qの開始早々にベクトンが2Pシュートを決めてビーコルが1点をリードしたもののバーレルに2Pシュートを決められ、逆転を許してしまう。このクォーターは互いに11−16のロースコアになったが、ビーコルは終盤の時間帯でミスが多くなり、ビハインドが6点にまで増えてしまった。
4Qで、名古屋Dはギアを1段上げて、引き離しにかかり、点差が膨らんだ。終盤で秋山と森井が連続3Pシュートを決めて追撃したが、リードを奪うことは出来なかった。
この試合で、チーム合流後2試合目で初先発のロバート・カーターが、3Pシュート4/9本を含む17得点11リバウンドでダブルダブルをマークしてチーム最多。カーターは「このスタッツは自分にとって悪くはない数字だが、チームの勝利の方が大事。この先もっとチーム練習をして、お互いの理解を深め、チーム力を上げていければ、勝てる自信はある」と話している。
パトリック・アウダは10得点を挙げてチーム2番手。レジナルド・ベクトンは8得点だった。プロ初先発の秋山皓太は、攻守にエナジー溢れるプレーを見せて3Pシュート2/5本を含む8得点を挙げている。
◇ ◇ ◇
またしても、勝つことが出来なかった。それでも、チームの状況は改善され、良い方向に向かっている。試合後、選手に話を聞いても、確立しつつあるビーコルのバスケットボールに手応えをのぞかせていた。その一方で、合流してまだ1週間のロバート・カーターと復帰したばかりの生原秀将を含めたロスターが、十分なケミストリーでバスケットボールをおこなうためには、まだ十分な練習時間とはいえない。
これで9連敗。中2日後にはすぐ北海道をホーム横浜国際プールに迎える。練習に加え、チームに必要なのは、やはり1勝だ。勝利こそが一番の良薬。若い選手が多いだけに、勝ちさえすれば流れが変わって勢いが生まれるはずだ。
【記事/おおかめともき・写真提供/©横浜ビー・コルセアーズ/T.OOkame】