川村卓也がビーコルブースターのためにサービス全開!会場に笑顔はじける!
5月27日、横浜中華街にあるローズホテル横浜で、横浜ビー・コルセアーズが「B.LEAGUE 2017-18シーズン 横浜ビー・コルセアーズ 帰港式」をおこなった。当日は約300人のビーコルブースターが参加し、選手、チームスタッフ、B-ROSEが交流して沢山の笑顔がはじけた。
式の冒頭で、尺野将太HCが挨拶。
「結果として2年連続の残留プレーオフになってしまい、皆さんの応援に応える勝利が本当に少なくて、申し訳ない気持ちで一杯です」
「皆さんの声援があったからこそ、選手たちは勝てない中でも、苦しい中でも、ハードな練習に取り組むことが出来ましたし、皆さんにただ勝利を届けたいという気持ちでプレーしてくれました」
「本当に皆さんの声援がチームの後押しになり、最後、残留プレーオフを勝ち切ることが出来ました。皆さんは横浜の誇りだと思っています。1年間ありがとうございました!また来シーズンも大きな声援をよろしくお願いします!」
帰港式では、海賊の航海日誌(ステージトーク)、スーツ海賊フォトセッション、海賊フレンドシップなど、様々な選手イベントが開催された。
中でも会場を沸かせたのが、川村卓也が進行役を努めた(?)トークステージだった。最初は司会の村上 恵さんからの無茶振りがきっかけだったが、自身のトークで温まった川村はここからサービス精神全開でチームメイトに無茶振りパスを連発。チームメイトはタジタジだったが、会場のビーコルブースターを大いに喜ばせた。
先輩蒲谷正之とのやり取りで川村が「いつもカバさんが背中を押してくれた。ダメなものはダメ、良いことは継続しなさいとずっと声を掛けてくれて、自分の士気を高めてくれた」と語ると、ミスタービーコルとビーコルのエースが見せた素晴らしい師弟関係にビーコルブースターから大きな拍手が沸き起こった。
以降、蒲谷が山田謙治を「(チーム創設の時から)7年間一緒にやってきた相方で、一番やりやすくて信頼しているポイントガード」と褒めると、今度は山田が湊谷安玲久司朱キャプテンを「今シーズンはプレーが満足に出来なかったとは思うけど、それ以外のところでチームを支えてくれた」と褒め、湊谷ははにかんだ。
最後になった湊谷安玲久司朱キャプテンが川村を褒めるのかと思いきや、川村の「キャプテンとして1年間を見ていて、褒めるべきところは?」と問われた湊谷は「それは、もうブースターでしょう!」と即答。会場はヤンヤの拍手となった。
さらに湊谷は「今までこんなに熱いブースターを経験したことがなくて、横浜に来てそれを経験させてもらった」と感慨深く語っていた。
次は、細谷将司、田渡 凌のポイントガードコンビに満田丈太郎が加わったの花の独身トリオによる海賊の航海日誌(ステージトーク)がおこなわれ、田渡と満田が先輩の細谷のことを「将司」「将司くん」と呼んで細谷が怒る場面もあり、田渡と満田の先輩いじりに会場は爆笑となった。
会場からの質問コーナーで「恋の3Pシュートは入っていますか?」と問われると細谷は「僕は正直に言いますよ。また打つチャンスが来てますね(笑)」。田渡は「自分は3歳から(バスケに)一途なので、入りっぱなしですね!」。気になる満田は「恋の3Pシュートはなかなか入らないので、猛特訓中です」と真顔で答え、女性ビーコルブースターたちを安心させた。
帰港式の終りで、岡本尚博CEOが挨拶。
「今まではチームがビーコルブースターを誇りに思う闘いでしたが、来季からはブースターが横浜ビー・コルセアーズを誇りに思えるチームにしたい。3年以内に、あの横浜アリーナの(チャンピオンシップの)舞台に立ちたい」
帰港式の最後には、選手、チームスタッフ、B-ROSE、ビーコルブースターが一堂に会した大集合写真撮影がおこなわれた。さらには300人のビーコルブースターと選手たちがハドルを組み来季への結束を強めた。
2017-18シーズンの激戦を闘い抜いた海賊たちの帰港を祝った盛大な式典は、これからの大きな期待と希望を抱いて幕を閉じた。選手とビーコルブースターの楽しい時間は、あっと言う間に過ぎた。最後は、選手、チームスタッフ、B-ROSEがビーコルブースターをハイタッチでお見送りしてお開きとなった。
お見送りで川村は、最後の1人まで、ずっと扉の外に隠れて手だけを出してハイタッチ。ビーコルブースターを驚かせる茶目っ気を見せていた。
「こうしたほうが、みんなが笑顔で帰れるでしょ」
川村卓也は最後までサービス精神全開でビーコルブースターを喜ばせた。ビーコルが誇る唯一無二のエースは、最後の最後までビーコルブースターのことを考え、苦難の2017-18シーズンを弾ける笑顔で締めくくった。
【記事・写真/おおかめともき】