ビーコルB1通算10,000得点も6連敗 大阪で痛恨の白星なし

リーグ7位のオフェンス停滞、新潟戦GAME2以来久々の60点台ロースコアが響く。1Qのマンツーマン、後半のチェンジングディフェンスで大阪を10点台に抑えたのは光明。

2018-19シーズン第9節・GAME2(11月11日 おおきにアリーナ舞洲)
大阪エヴェッサ 78-68 横浜ビー・コルセアーズ
17-21|26-12|17-19|18-16

中地区6位の横浜ビー・コルセアーズは、11月11日アウェーおおきにアリーナ舞洲で西地区4位の大阪エヴェッサとGAME2を闘い10点差で敗れ第9節を全敗した。ビーコルはこれで6連敗(3勝12敗)。5位三遠とのゲーム差は「2.5」に広がった。

この試合で、川村卓也がB1個人通算500被ファウルを達成。また横浜ビー・コルセアーズは、B1通算得点10,000点を達成した。

大阪でひとつも勝てなかった。この試合前での大阪の平均得点は69.7点。今節でも相手チームの平均得点を上回る得点を許してしまったが、懸案のディフェンスはこの試合で全く通用しなかった訳ではない。2Qこそ、このクォーターだけで貫いたゾーンディフェンスが26失点を喫したが、マンツーマンを敷いた1Qと、ゾーンとマンツーマンを併用したチェンジングディフェンスを敷いた後半では大阪の得点を10点台に抑え一応の効果をみせた。しかし、オフェンスでの得点が2Q以降で10点台しか入れることが出来ず、新潟戦GAME2以来となる今季2度目の60点台のロースコアに終わったのが響いた。

前日同様にディフェンス重視で先発した#2高島一貴(左)と大阪エヴェッサ#3藤高宗一郎(右)のマッチアップ【写真提供:©B.LEAGUE】


1Q、前日のGAME1と同じスターティング5を起用したビーコルはマンツーマンディフェンスでスタート。開始早々ギブソンに2Pシュートを許したが、直後に川村が外から2Pシュートを沈めてやり返す。川村は、前日とは打って変わって序盤から快調にスコアメイクした。ビーコルは前日に続いてファウルが多くなり1Qで5本取られたが、一方でバスケットカウントを4本奪い前日同様に20点台21得点を挙げた。1Qは21-17でビーコルが4点のリードを奪った。

2Q、ビーコルは田渡を入れた2ガードでゾーンディフェンスを敷いた。ゾーンディフェンスは序盤こそ相手のリズムを狂わせることで効果を見せたものの、前日同様に徐々にアジャストされて得点を許してしまい、元僚友のファイ・パプ月瑠に10得点を入れるなどして計26点を失った。

大阪エヴェッサ#10ファイ・パプ月瑠。2011年からの2シーズン、B1初年度の2016−17シーズンで横浜ビー・コルセアーズでもプレーした。久々に観たファイはフリースローの精度が大きく向上していた。この試合で12得点。ビーコルは強烈な恩返しを食らった【写真提供:©B.LEAGUE】


7分に田渡のシュートを防ぎにいった畠山が転倒して退場するアクシデントがあったが、ビーコルはディフェンスをゾーンに変更してから得点が停滞した。このクォーターで入れたフィールドゴールは川村、マックレア(2本)、田渡の2Pシュートと橋本の3Pシュートのみ。
前半で快調に5得点を入れた川村は大阪の徹底したディフェンスを受けて苦戦。このクォーターで2Pシュート1本2得点しか入れられなかった。また前日同様に前半でファウル3つとなりファウルトラブルになったマックレアが2Q途中で交代したのも得点に響いた。このクォーターはまたしても12得点止まりとなり、3試合続けて同じ数字でロースコアのクォーターを作ってしまった。2Qは12-26でトータルスコアは33-43。大阪に逆転を許し、10点のビハインドを背負った。

シュートを伺う#1川村卓也。大阪の徹底したマークに苦戦し、2Qこそ2Pシュート1本と低調だったが、試合トータルでは12得点を挙げてみせた【写真提供:©B.LEAGUE】


3Qで、ビーコルはマンツーマンとゾーンを織り交ぜたチェンジングディフェンスで挑み、大阪の得点を17点に抑えることに成功する。オフェンスでは開始早々に川村がディフェンスの裏を欠いて3Pを沈めたが、大阪のディフェンスはさらに強度を増して、以降で思うように得点が出来ない。

ビーコルは得点が停滞したが、終盤、7分から投入されたマックレアと、田渡、モリスの2Pシュートで食らいついていく。残り1分を切ってのダンクの応酬は圧巻だった。ギブソンがダンクが決めれば、マックレアが負けじとダンクでやり返した。3Qは19-17でビーコルがリード。トータルスコア58-52、ビハインドをひと桁6点に詰めた。

3Qでシュートを沈める#12ジャボン・マックレア【写真提供:©B.LEAGUE】

横浜ビー・コルセアーズ#32エドワード・モリス【写真提供:©B.LEAGUE】


4Qもビーコルは、チェンジングディフェンスを続行。開始早々にギブソンにまたダンクを許したが、マックレアがここでもすぐさま2Pシュートを入れてやり返す。しかし、8分にハレルソンに3Pシュート、合田にレイアップを許してしまう。7分に川村がセカンドチャンスから2Pシュート、田渡が川村のスティールからバックショットで2Pシュートを沈めると、6分にはマックレアが2Pシュートを沈めて7点差にまでビハインドを詰めた。しかし、直後にハレルソンが3Pシュートを沈めて再び二桁10点差となり大阪が逃げた。

1分、マックレアがアウトサイドから2Pシュートを沈めた直後、ギブソンにダンクを許して14点差。それでも細谷がすぐさま2Pシュートを沈めて差を12点に縮めた。

4Q、マックレアが2Pシュートを沈めた直後、ギブソンにダンクを許してしまう【写真提供:©B.LEAGUE】


残り1分、ウィスマンHCは特別指定選手の中村太地とハンター・コートを投入。中村、橋本、モリス、ハンター、マックレアの布陣を敷いた。1分に橋本がレイアップを打ったが、ハレルソンにブロックされてしまう。残り32秒、ハンターがドライブからレイアップを試み外してしまったが、このボールをマックレアが執念で押し込んだ。しかし、ビハインドは10点。試合終了のブザーを待たずして勝敗が決まった。4Qは16-18。ファイナルスコアは68-78だった。

横浜ビー・コルセアーズ#7橋本尚明。橋本は2Qで3Pシュート1本を沈めた【写真提供:©B.LEAGUE】


チームのスコアリーダーは、25得点を挙げたジャボン・マックレア。さらに14リバウンドもマークして前日に続いてダブルダブルを記録した。前日の試合でマックレアは、4ファウルでファウルトラブルになっていたが、この試合でも前半だけで3つのファウルを取られファウルトラブルに陥ったものの、3Q途中からの出場では、ファウル0で乗り切り、前日以上のスタッツを挙げてみせた。

前日を上回る25得点14リバウンドで前日に続けてダブルダブルをマークした#12ジャボン・マックレア【写真提供:©B.LEAGUE】


2番手は、川村卓也の12得点。前日とは打って変わって1Qから飛ばし5得点を入れた川村は以降で厳しいマークを受けてシュートに苦しんだが、奮闘の末に二桁得点をマークした。以降は、田渡 凌が7アシストで二桁10得点を挙げた。

10得点7アシストを記録した#21田渡 凌【写真提供:©B.LEAGUE】


次節はホーム横浜国際プールに戻っての土日2連戦。2勝13敗で西地区最下位も琉球から金星を挙げた福岡と初めて対戦する。中2日ゲームが続いた今回の試合、終盤での選手たちの疲労は明らかだった。次節は久々にインターバルが開く。この貴重な5日間でどこまでコンディションを戻し、チームを立て直すことが出来るか。ホームのブーストがある次節こそ勝って、連敗を止めなければならない。

【記事/おおかめともき・写真提供/©B.LEAGUE】

【BOX SCORE / PLAY BY PLAY】11.11 [SUN] 横浜ビー・コルセアーズvs大阪エヴェッサ
https://www.bleague.jp/game_detail/?ScheduleKey=3120&TAB=P

 

Written by geki_ookame